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Cafetalk Tutor's Column

Sachiko 講師のコラム

ロンドン生活こぼれ話 その④ 「とにかくお金のかかるイギリスのビザ」

2012年1月3日 | 6 コメント

 皆さんこんにちは。さて、その②でこの間ビザ申請に行って来たと書いた私ですが、今回はそのイギリスに長期滞在するには避けて通れないビザについての話です。

 とにかく最近はどんどん厳しくなってきている事で有名なイギリスのビザですが、昔はそこまで厳しくなく、10年以上前は学校への入学レターを持って行けば、イギリスの空港でビザがもらえるほど、簡単なものでした。

 私がイギリスへ来た7年前も、日本にある英国大使館へ入学する予定の学校からの入学許可証を持って行くだけで、当日に三年間のビザがもらえました。

 それから徐々に厳しくなって、現在のイギリスに滞在する為のビザ。とにかく色んな制約があります。まず、ほとんどのビザに課せられている英語力を証明する為のテスト。TOEIC、TOEFLやIELTS等のイギリス政府から定められている英語の試験を受けて、一定スコア以上を持っていないとビザの申請が出来ません。

 これは、イギリスで雇用されて働く人も、大学で勉強しようと思って来る人も、さらにイギリス人と結婚して配偶者ビザを申請する人も、定められている英語のレベルは違うものの、皆テストを受けて証明しないといけません。

 さらに、学生ビザを申請する人は、学校に通う期間、イギリスでバイトなどをして働かなくても生活出来る証明として、かなりの額の貯金がある事を、通帳などを提出して証明しないといけません。

 配偶者ビザもこの5年間程で、申請料が倍ほどに跳ね上がりました。現在、日本からの申請料は十万円以上。イギリス国内から郵送ですると七万円、イギリスでホームオフィスに直接申請に行って当日結果が分かるプレミアムサービスだと十万円。

 お金を節約しようと思えばイギリス国内から郵送で・・・と思う所なのですが、なんせパスポートを預かられたまま、審査が下りるのは二ヵ月~長くかかると半年以上と聞きます。

 そして永住ビザですが、今度はイギリスについての知識を問う「Life in the UK」と言うテストに合格しないと申請できません。私の友達が以前、このテストを受ける為に勉強していたのですが、そのテストの問題を見たイギリス人の友達が「こんな問題、イギリス人の僕たちだって分からないよ」と言う様な問題がたくさん出ます。

 本当、イギリスに住むのも一苦労です。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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