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Shoko_T

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Shoko_T Tutor Interview

Q. Shoko先生こんにちは!今住んでいるドイツの街はどんなところですか?

A. 私が働いている大学はドイツ西部のベルギー、オランダ、ドイツ、3ヶ国の国境付近に位置するアーヘンという町にあります。フランスのパリまで特急電車で3時間ほどで行くことができます。街の中心部には温泉が出ている広場があり、そこではアーヘンを訪れた有名人の名前が刻まれたプレートを見ることができます。また、宮殿の礼拝堂として建てられたアーヘン大聖堂も町のシンボルの一つです。アーヘンも他のドイツの都市のように第二次世界大戦でその多くが破壊され、建物の修復、再建が行われました。伝統的な空間と新しく作られた空間が楽しめるドイツの中でも私が好きな都市の一つです。

Q. 現在は、現地の大学で研究員をしているそうですが、ドイツに行ったきっかけを教えてください。

A. 大学時代ロサンゼルスに旅行に行ったときに初めて海外の友達ができました。それ以来日本語以外の言語でコミュニケーションをとる機会が増えていき、単純に海外に住んで海外の人と意思疎通したいなと思うようになりました。大学院博士課程では、国際学会で知り合ったドイツの教授と共同研究するチャンスをもらい、6か月の試用期間を経て正式に雇用してもらえるようになりました。試用期間中は同僚の言っていることもよく理解できないし、またうまく思ったことを伝えることができず悔しい毎日でした。そんな私にできることと言ったら要求された以上の成果をだすためにひたすら努力することでした。今振り返ると、積極的に一生懸命やること、思いやりの気持ちを持って相手に接すること、そして笑顔でいることが言葉の通じない世界でも受け入れてもらえる一歩を築けたのかもしれません。

Q. 最初はドイツ語が話せなかった…とありますが、1年で学会で発表するまで上達した勉強法を少し教えてもらえますか?

A. 私の学習法はとにかくドイツ人たちの会話、文章から得た表現を真似して自分のものにするということです。そして分からない文法が出てきたらその都度調べ直しています。例えば同僚たちがドイツ語で会話しはじめるとこっそり私はディクテーションしたりしていました。また、自分が言えなかった単語、表現はその日のうちに辞書、インターネットで調べて紙に書きだします。私は散歩が好きなので、散歩中に表現が定着したかどうか頭の中で確認しています。専門用語はとても難しく最初本を見たとき何一つ理解できませんでした。それでも少しずつ単語、表現を覚えていくことを継続したことが功を成したのだと思います。

Q. 休日の過ごし方を教えてください。最近はまっていることなどありますか?

A. クラシックバレエ、ジャズダンスは昔から趣味でやっています。最近はスノーボード、アイススケート、クライミング、社交ダンスなど今までやったことのなかったスポーツに挑戦しています。特にドイツの結婚式では途中で音楽が流れだして男女ペアでダンスすることがよくあり、社交ダンスの教室は日本より日常的なものになっています。社交ダンスをしている夫婦、カップルにとって、レッスンは素敵な音楽とともに二人で時間を共有する素敵な時間になっているのかもしれません。

Q. 先生のドイツ語レッスンで一番大切にしていることはなんですか?

A. ドイツ語は言葉の構成、文法など日本語より論理的に説明がつく言語だと思います。私が話すドイツ語はすべて実際のドイツ人との生活で身についてきた表現です。それを日本語と比較して、ドイツ語ではどのように言うのが一番適しているのか自分なりに形態化してきました。ドイツ語のレッスンで共通して言えることは、私がドイツ生活で培ってきた生のドイツ語をお届けすることです。表現の細かいニュアンスの違いを理解し、それをたくさん覚えてアウトプットしていただくことによってリスニング、スピーキングが格段に向上すると思います。

Q. カフェトークの生徒へメッセージをお願いします。

A. レッスンを受講していただいている生徒さんたちは本当に熱心で親切な生徒さんばかりです。その熱意はどこからくるのか?それは本当に学びたい、習得したいという気持ちが原動力になっているのだと思います。理想の勉強の姿だと思います。ドイツ語のレッスン、日本語のレッスンにおいて生徒さん一人一人の目的が達成できることを目指してこれからもみなさんと頑張っていきたいと思います。

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Shoko_T


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