オンラインでマンツーマン受講可能、和楽器・尺八の始め方、魅力を2人の先生に聞いてみました!
古典だけでなく、ポップスや歌謡曲などみなさんの馴染みやすい曲を取り入れたりお一人お一人のプランでレッスンしております。楽器初心者・音楽経験がない方もおりますので、どうぞご安心ください(^^) 一から丁寧にレッスンしていきますので一緒に尺八を楽しみましょう!
気楽に体験して、興味が深まればシッカリ習得できるように、希望に応じてレッスンしたいと思います。お子様からシニアまで、楽器の経験のない方、音楽知識のない方も一からお教えできます。楽器経験者も大歓迎。尺八は独特の楽譜ですが、五線譜でもお教えできます。
大学一年生の時に、副科楽器として始めました。当初音楽の教員を目指しており、和楽器の授業が教職課程の必修となっていたので、選択したのがきっかけです。
私は、学生の時から音楽演奏が好きで、吹奏楽やジャズバンドで管楽器を約19年間楽しんでいました。それでも、社会人になってからは、なかなか練習する環境が無くなり中断したころ(27年前)に、同級生から、手軽にどこでも練習できる尺八を紹介され、のめり込むようになりました。それは、私の家の近くに流派の重鎮の住まいがあり、優れた指導者や先輩、グループ、お箏の社中があり、全国でも練習環境に最適の地域であったからです。今思えば、この優れた指導者などに恵まれたことが、本格的に尺八をやっていくと決めたきっかけであったと思います。
今オンライン学習のできる時代では、たまたまの地域的な指導環境の必要ありません。皆さんが、優れた指導者を選びさえすれば、あなたを魅力のある尺八の世界に導いてくれるでしょう。
最初は竹を張り合わせて作られた、合竹製の楽器を使っていました。
竹製の尺八は大学三年生の時に購入しました。竹以外の材質で作られた楽器も大変良い音が鳴るのですが、やはり吹き比べると響きが違うので、竹製の楽器を吹くようになってからさらに尺八にのめり込みました。
師匠とともに3軒の製管師さんの工房に出向いて、何本も吹いてみて、師匠に聴いて頂いて、相談しながら選び抜いて購入しました。
自分の尺八を購入するまでは、師匠のレンタル尺八で練習しました。しっかり吹けるようになってからでないと、自分に合った尺八を選ぶことはできないとの師匠のお考えに基づいています。
楽器の入手方法が分からなかったので、大学で習っていた先生を通じて購入しました。自然そのものの竹を生かして作られた楽器ですので、楽器の個性があり最初は自分に合った楽器を選ぶのが難しいかもしれません。今も師匠を通じて購入する方が多いのではないかと思います。
その後も、各地域の製管師さんの工房を巡り、私に合う尺八を探しました。今メインで使用している1尺8寸管は三浦龍畝先生のものです。
14軒の尺八工房を何年もかけて回り、製管師さんにその工房の製管テーマなどを聴かせて頂いて、勉強させて頂きながら、やっと最良の尺八と巡り会えたものと思っています。
一番楽しいと思ったことは、練習した成果がすぐに実感できたことです。まず音が出ないところからのスタートですので、少しずつ出せる音が増えていく過程がワクワクしました。また、クラシック音楽とは全く雰囲気の異なる楽曲を演奏できたので、始めた当初は刺激的だったのかもしれません。
一番難しいと思ったことは、自分の精神面と直結した音になってしまうことでしょうか。緊張すると、途端に音が出なくなるなど思い通りの演奏ができないことが多々ありました。前向きに捉えると、心情を表現するのは得意な楽器といえると思います。
尺八は奥が深く、上手になればなるほど難しさが深くなっていく行くものと思っています。それだけ挑戦の壁が高くなって、ある時これを越えれば楽しいしけれど、強い挫折感に苦しむ時もあり、その繰り返しに充実感があります。
最初に吹けるようになった曲は「かごめかごめ」でした。
今でも、完璧に吹けたといえる曲はありません。音符をひろっていくだけの吹奏であれば、童謡唱歌等を最初に吹いたものと思います。
菅原 久仁義 著「鳴るほど・ザ・尺八 尺八入門」はレッスンで使用することが多いです。説明が大変わかりやすく、年齢問わず手にしていただける教則本であると思います。また、誰もが知っている楽曲が豊富に載っていますので、楽しくレベルアップすることが出来ると思います。
他、神永 大輔 著「尺八を五つの音だけで吹く本」もおすすめです。尺八は半音階などを鳴らす為に「メリ」という首や指を微調整しながら吹く奏法があります。こちらの教則本は、タイトルにある通り「メリ」の奏法を使わず、五つの音だけで吹くことができる楽曲で構成されているので、初心者の方でも十分に楽しめる内容となっています。
その学習者に合った教材は、私が選別して作成し、次回の教材として事前に提供しています。特に、響きのある音色で吹くため、正確な音程で吹くための基本吹奏法の楽譜については、自作の独自教材を提供しています。
最初は「悠」というプラスチック製の楽器をおすすめすることが多いです。お値段は1万円程度です。
前にお話しした通り、しっかり響きのある音が出せるようになるまでは、レンタル尺八を勧めています。初心者の方に尺八を買うことは勧められません。
それでも、ご自分の尺八が欲しい方は、よく分かった指導者に選んでもらうのが良いと思います。時間を掛けて良く選べば、10万円以下でも良い尺八はあると思います。
また、ネットショップなどで安価な中古の尺八を入手して、響、音程を修正してもらう方法もあります。いずれにしても、よく分かった指導者に相談することが重要です。
標準管ですと指のとどかないお子様もいらっしゃいますので、長さの短いプラスチック製の楽器をおすすめしています。私の教室では最年少で小学2年生から始めた生徒様がおります。最初は一尺一寸管という短い楽器で練習して、成長に合わせて徐々に楽器の長さを調整しつつ進めています。
お子さんは、短く細い尺八から始めます。これもよく分かった指導者に相談して始めるのが良いでしょう。
竹製の楽器は、乾燥に弱く割れてしまうことがあります。冬の時期には乾燥を防ぐ為、ビニールの袋にしまうなど対処する必要があります。また、楽器の接続部分がゆるくなってしまうことがありますので、そういった微調整は購入した工房にお願いする必要があります。消耗品のある楽器ではありませんので、メンテナンス費用は他の楽器に比べるとかからない方でしょう。大切に扱っていれば、長く吹き続けることができますし、親や祖父などから代々受け継いだ楽器を吹いている方もいるので、かなり寿命の長い楽器といえると思います。
尺八は、正しい使用、保管をすればメンテナンスは必要のない楽器です。
維持費はあまりかかりません。但し、様々な楽曲を演奏する為に楽器の種類を揃える必要性が出てくる場合があります。基本的には一尺八寸管と一尺六寸管の二種類を持っていれば大抵の曲は演奏できます。しかし、音域と音数の限られた楽器でもある為、曲のキーによって楽器を持ち替えて演奏することもあります。尺八は一寸刻みで楽器が用意されていますので、短いものは一尺一寸、一尺二寸・・・長い楽器は三尺以上の長さまであります。民謡尺八の方は歌い手の声の高さに合わせて楽器の長さを選ぶので、沢山楽器を持ち歩いていらっしゃる方も多いです。
その為、維持費ではないかもしれませんが、突き詰めると楽器を買い足していく費用がかかるかもしれません。
維持費用もありません。尺八は、最も手軽な楽器です。
五音音階が基本となりますので、五つの音で演奏できる「カントリーロード」などはおすすめすることが多いです。
私の教室では皆さんにどんな曲が吹きたいかお聞きしてチャレンジしてもらうことがほとんどです。やはり好きな曲は皆さんやる気が違いますので上達が早いです!ジャンルは問わず、民謡やアニメソング、古典曲まで様々です。童謡、唱歌、ポピュラーソングなどで、学習者の進捗状況と希望に合わせて、練習曲を用意します。
全く尺八とは関係がなくなってしまいますが、中島ノブユキさんの楽曲が大変好きで尊敬しております。クラシックですと、ラフマニノフが好きです。
古典本曲やジャズスタンダード、ポピュラー等ジャンルを問わず、良い曲を書いた作曲家はみんな好きです。
国内外様々な場所で演奏できることです。日本の伝統楽器である為、海外でのJAPANフェスティバルなどにお呼びいただく機会もありました。また、尺八は演歌の伴奏としても良く使われておりますので、テレビなどで演歌歌手の方の横で演奏させていただく機会もあります。日本音楽以外のジャンルの音楽家の方と演奏する機会もあり、音楽を通して様々な出会いがあることがとても楽しく感じています。
フィリピン大学音楽学部で、尺八ワークショプ、お箏専攻学生との合奏、尺八独奏のイベント及びイベント準備をした時は学習者の意欲に圧倒され、充実感や感動を頂きました。
私は大変緊張してしまうタイプです。実のところ緊張しすぎて目眩に悩まされたこともありました・・・緊張して失敗する時は、必ず心の声が聞こえているはずです。「失敗したらどうしよう」「次は難しいから間違えるかも」など。こういった声が聞こえている時は演奏に集中ができていない証拠です。もし心の声が聞こえ始めたら、より音楽に集中することです!緊張以外に意識が向くと自然と緊張が解れます。
コンサートは適度の緊張感で良いののですが、コンクールの緊張感は未だに苦戦しています。交感神経の調和のために、いろいろと考えてやっています。
楽器店というより、尺八専門のお店になってしまいますが「容山銘尺八」ではお世話になっております。都内にはいくつか尺八の工房もありまして、「泉州尺八工房」もファンの方が多いと思います。自分に合った楽器を求めて尺八工房を訪ねてみるのも楽しみの一つといえるかもしれません。
貴方に合った製管師さんを探すことをお勧めします。
尺八というと敷居が高く古くさいイメージをもたれる方が多いかもしれません。しかし、決してそんなことはなく幅広く様々なジャンルで活躍できる楽器です。クラシックの楽器に比べると不便な部分も多いですが、逆に尺八にしか出せない音も沢山あります。
それから私が一番日本楽器を習うことをおすすめしたい理由は、その道のプロフェッショナルに出会える機会が多いことです。洋楽を学んでいると本場の音を求めて留学する方もいますが、日本楽器は日本で本物の音を学べます。また、一歩日本の外へ踏み出した時に、日本文化を学んでいることは様々な面でプラスになると思っています。尺八なら持ち運びもコンパクトでどこへでも持っていけますよ!
難しそう…と躊躇してしまう方もいらっしゃると思いますが、私も始めたのは大学生からですし、始めたいと思った時に何歳からでもチャレンジできる楽器です!少しでも気になっていただけましたら、気楽に取り組んでみてください。歌うように尺八を吹けるようになるととても楽しいですよ。
私は、日本の年少者の方、海外の方で日本文化に興味のある方、西洋楽器からの転向者の方に日本伝統文化である尺八音楽の魅力をお伝えしたいと思います。
今尺八は、メディテイション音楽(禅ミュージック)として、日本よりも海外の方に興味を持っていただいています。それは日本伝統文化の魅力と繋がってます。また、若い日本人にとっては今や異質と映る日本伝統音楽であるかもしれませんが、体験すれば必ず日本人の血を感じる魅力があるものと考えています。
いずれにしても、尺八体験から感じ取れる魅力であり、技術レベルが上がるほどに魅力的となるのが尺八音楽です。
オンラインで尺八レッスンを始めたい方はぜひ先生方へご相談ください♪