Cafetalk Tutor's Column

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  • 源氏物語における装束の重要性

    源氏物語における装束の重要性を夕顔の巻を例に見てゆきたい。 葵の上や六条の女性など身分の高い女性に打ち解けがたい堅苦しさを感じていた源氏は、歌を交わした夕顔の花咲く屋敷の女性に興味を持つ。やがて、惟...

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    Dec 26, 2024
  • 良寛さんの辞世の歌

    形見とて何か残さむ春は花夏ほととぎす秋はもみぢ葉                              (形見としてなにをのこそうか。残すものなど何もないが、春の花、夏のホトトギスの声、秋のもみ...

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    Dec 23, 2024
  • 日本家屋の美を保つ

    今日、普請道楽の人が純日本風の家屋を建てて住まおうとすると、電気や瓦斯や水道等の取附け方に  苦心を払い、何とかしてそれらの施設が日本座敷と調和するように工夫を凝らす・・・・・・・         ...

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    Ichiro

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    Dec 21, 2024
  • コーヒーが合った話

    もう40年くらい前の私が学生だった時の話である。 大学の友人の下宿へ遊び行った帰り、立教大学の近くのなんでもない喫茶店に友人と入った。コーヒーを注文して、いつものようにくだらない話をしていた。コーヒ...

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    Dec 18, 2024
  • 独楽吟(どくらくぎん)

    独楽吟は「たのしみは」で始まる52首の歌で、幕末期の国文学者で歌人の橘曙覧(たちばなのあけみ)の作です。ぜひ、ググってみてください。あなたの思い当たる楽しみがいくつかあると思います。 よく知られた歌...

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    Dec 13, 2024
  • 山部赤人の富士の歌

    『小倉百人一首』の歌 田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ は、山部赤人の歌として広く知られている。 ところが、『万葉集』では 田子の浦ゆうち出でて見ればま白にそ富士の高嶺に雪は...

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    Dec 10, 2024
  • 徒然草の美学。

    「花はさかりに、月はくまなきをのみ見るものかは。」 (花は盛りに咲いているのだけを、月は一点の曇りもないものだけを見るものであろうか。) 徒然草第百三十七段は、このように書き起こし、雨に向かって月を...

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    Nov 25, 2024
  • 和泉式部の恋の歌。

       平安時代の女流歌人、和泉式部は恋の歌で知られる。 奔放な歌風もあって、恋多き女のイメージが定着した。 実像を追ってみるのも面白いかもしれないが、その情熱的な歌をいくつかあげる。     黒髪の...

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    Nov 21, 2024
  • 芭蕉の旅。

    月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人なり。―おくのほそ道  芭蕉は、門人の曽良を伴って、江戸から奥州、北陸道を巡った。  旅に出た時の芭蕉は、46歳というから、当時としてはかなりの高齢であった...

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    Nov 12, 2024
  • 徒然草のすごいところ。

    第九十三段に牛を売る者の話がある。 明日、買い手が牛の代金を払って、受け取るということになった。ところが、牛はその夜のうちに死んでしまう。売れた牛を死なせた持ち主は大損をしたというのが普通の考えであ...

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    Nov 8, 2024
  • 「私」の省略

    日本語では「私」は、しばしば省略される。 古文では、この傾向はもっと強く、省略された言葉を補わないと文章の流れがつかめなくなる。 また、和歌の世界では、「われ」が主語であるというのは暗黙の了解で、「...

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    Oct 29, 2024
  • 『土佐日記』の試み。

    男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり。                         ― 『土佐日記』より 授業などでよく取り上げられるところなので詳しいことは省くが、前の「なり」は...

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    Oct 25, 2024
  • 様々な解釈を生む小野小町の歌。

    小野小町は、美人の誉れが高いが、「古今集」を代表する女流歌人でもある。 次のような歌を残している。   花の色は移りにけりないたづらに       わが身世にふるながめせしまに 花の色があせてしまっ...

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    Oct 20, 2024
  • 源氏物語が大作となった理由

    華やかな光源氏の物語は皆さんご存知でしょう。 ただ、紫式部は源氏の苦悩・死まで書いてしまいました。 妻である女三宮と柏木の密通。不義の子、薫の誕生。すべてを知った源氏は苦悩します。 また、源氏の死は...

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    Oct 8, 2024
  • 風を待つごと

    最近見つけて、いっぺんに気に入ってしまった歌がある。      宮城野のもとあらの小萩露を重み              風を待つごと君をこそ待て (宮城野の下葉のまばらな萩は露が重いのでしなだれて...

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    Sep 23, 2024
  • レンタルオフィス、完成!

    ここのところ築140年の古民家カフェの片隅に陣取り、ごそごそ、ぱたぱたしています。 こうすけという猫もやってきて、隣で寝ています。 疲れたら、庭の梅の花を眺めたり、置いてあるピアノできらきらぼしを練...

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    Feb 12, 2024
  • NHKの大河ドラマ『光る君へ』が始まります。

    いよいよ、7日(日曜)から、NNHK大河ドラマ『光る君へ』が始まります。主人公は、言わずと知れた紫式部です。私も、紫式部が、短くて、多分、幸せだった結婚生活ののち、どのように大作、源氏物語を書くよう...

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    Jan 5, 2024
  • The Spider and The Fly

    マリー・ホウィット  原作 トニー・ディトリズィ 絵 "うちの客間にいらっしゃいませんか?”と、くもはハエに言った。―というのは、人口に膾炙(かいしゃ)した出だしであるが、この言い古されたくもとハエ...

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    May 3, 2023
  • 三船の才

      三船の才とは、詩歌、管弦(漢詩・和歌・音楽)の、三つの才能を兼ね備えていることを言う。 藤原公任(ふじわらのきんとう)が有名であるが、平安時代にはこの三つの才が、貴族の教養とされていたことがわか...

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    Apr 30, 2023
  • The Giving Tree

    シェル・シルバースタインの作。昔、一本の木があった。そして、その木は少年を愛していた。少年は、毎日、木のところにきて、リンゴを食べ、枝をゆすり、幹を滑り降りた。木は幸せだった。少年は年を取り、木から...

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    Apr 16, 2023
  • 清少納言の男性観。ーその2-

    枕草子 二百五一段で、清少納言は次のように言っている。 よろずの事よりも情あるこそ、男はさらなり、女もめでたくおぼゆれ。 はさらなり、女もめでたくおぼゆれ。(すべての事にまさって、情があるということ...

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    1953
    Apr 6, 2023
  • ペツェティーノ

    レオ・リオーニ作ペツェティーノは、みんなが大きくてすごいことをする世界に住んでいました。でも、彼は小さく、ただのかけらでした。それが、ペツェティーノの意味です。自分は誰かほかの人の部分に違いないと思...

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    Apr 3, 2023
  • 清少納言の男性観。ーそのⅠー

    枕草子二百五十段に、             男こそ、なほいとありがたくあやしき心地したるものはあれ。いと清げなる人を捨てて、にくげなる人を持たるもあやしかし。(男の気持ちは、全くわからないわ。とて...

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    1609
    Mar 28, 2023
  • Fish is Fish

    レオ・リオーニ作。 小さな池に、ヒメハヤとオタマジャクシがすんでいた。 オタマジャクシは、成長してカエルになり、陸に上がった。 カエルは、新しい世界でいろいろなものを見て、ヒメハヤに話して聞かせた。...

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    1209
    Mar 24, 2023
  • 良寛さんの恋。

    春の日に、日が暮れるまで、子供と毬をついて遊んだ・・・。というイメージの良寛さんも、恋をした。貞心尼という若い女性が、良寛さんの前に現れたのである。良寛さんの歌を読み、尊敬していた貞心尼は、情熱的に...

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    1841
    Mar 23, 2023
  • フレデリック

    レオ・リオーニの作。ねずみたちは、寒い冬に備えて食べ物を集めていたが、フレデリックは働かなかった。なぜかと聞かれて、フレデリックは「寒い冬に備えて、日の光を集めているのさ。」などと答えた。冬が来て、...

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    1378
    Mar 21, 2023
  • きりたくも有り切度(きりたく)もなし

    中世には、俳諧(滑稽)の連歌が、さかんに行われた。「新鮮犬筑波集」では、この前句ひとつに対して、有名な「ぬす人をとらへてみればわが子なり」など三句の付句がつけてある。松永提督は、「あぶらかす」の中で...

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    1951
    Nov 27, 2022
  • 禅智内供の鼻。

    今昔物語にある話である。                                     池の尾という所に、禅智内供という僧がいた。                            立...

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    1603
    Nov 12, 2022
  • 小寺の小僧

    今昔物語にある話である。学僧たちが、桃園(世尊時)で、夕方の講座を待つ間、興福寺の中算という僧が言った。「なんとこのお屋敷のキダチ(木立)はよそとまるで違いますな。」そばで聞いていた、木寺の基増(き...

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    1835
    Nov 8, 2022
  • 万葉集に、歌が残った。

    君が行く道のながてをくりたたね            焼きほろぼさむ天の火もがも(あなたが行く長い道のりを繰り寄せて、焼きつくしてしまうような天の火がほしい。)                   ...

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    Ichiro

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    1611
    Oct 29, 2022
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