Cafetalk 講師專欄

不限
國旗
  • I was a bocchi.㊳指揮者代理人、ケイスケ

    実技科目の中で体育の他に音楽がダメだった。 ヤマハ音楽教室では歌を歌ったことしかない。 ピアノを習う前にサッと辞めたからだ。 当然、音楽で習う範囲のことしか出来ない。 楽譜を見たのも授業が初めてで、...

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    Keisuke.H

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    2024 年 7 月 15 日
  • I was a bocchi.㊲本気を出した作文

    ハシモト先生は継続や努力という言葉が好きだった。 特に努力をしなくても勉強できる僕とは相性が悪い。 それなのに小学校3年間ずっとハシモト先生のクラスだった。   毎日の朝自習の課題は作文。 テーマに...

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    2024 年 7 月 14 日
  • I was a bocchi.㊱カオリねえちゃん

    転校前は両親と私と妹だけで住んでいたが、 転校後は祖父母とイトコの姉と同居になった。 なんでイトコの姉が一緒に暮らしていたのかはわからない。   自宅は団地より清潔になったが、 同居になると制約が多...

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    2024 年 7 月 13 日
  • I was a bocchi.㉟熾烈、ベンチ争奪戦

    僕は運動全般が大嫌いだった。   50m走は10秒ちょうどの鈍足、 マラソンは脇腹が痛くなるので最下位。 握力は左右どちらも18kg。 二重跳びが一回も出来ない。 「女子にも負けるひ弱なケイスケ」 ...

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    2024 年 7 月 12 日
  • I was a bocchi.㉞真剣のマコト

    三バカの一角、マコトはサッカー部だった。 サッカー部は野球部よりガラが悪く、 毎日練習している割に弱かった。 公式試合で一回戦突破をしたことがない。   別にマコトは剣道部だったわけではない。 教室...

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    2024 年 7 月 11 日
  • I was a bocchi.㉝彫刻刀スキルE

    僕は刃物との相性が悪かった。 小さい頃に料理をしたことがない。 未だに包丁の正しい使い方や研ぎ方がわからない。 工作でもハサミは使うけどカッターは怖くて使わなかった。   図工で版画を作ることになっ...

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    2024 年 7 月 10 日
  • I was a bocchi.㉜祖父ちゃん子、ショウゴ

    ショウゴはおじいちゃん子だった。 学校に遅刻しそうになると、 おじいちゃんの自転車の後ろに乗せられてやって来た。 ハシモト先生はこれが気に食わなかったようで、 その都度ショウゴにブツブツ文句を言って...

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    2024 年 7 月 9 日
  • I was a bocchi.㉛昭和のハシモト

    僕は今でもハシモト先生が大嫌いだ。 生徒によって態度を変えるからだ。 基本的に女子に優しく男子に厳しかった。   努力家のオオイシさんを褒めて、 真面目なキムラさんを評価し、 タカハシさんには無理や...

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    2024 年 7 月 8 日
  • I was a bocchi.㉚ショウゴとの決闘

    この話はおそらくイシザキが来る前だろう。   僕はショウゴに遊びに誘われ続けた。 一緒に遊ぶのは楽しいが、 奴は冗談なのか本気なのか平気で僕の頭を叩く。 僕にはそれが理解できない。 だから、ショウゴ...

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    2024 年 7 月 7 日
  • I was a bocchi.㉙当たると痛いドッジボール

    小学校4年生から任意参加の部活動と、 週1回の強制参加のクラブ活動が始まった。   僕は運動音痴なので部活をやる気が全くなかった。 部活はサッカーか野球しかなかった。 どちらも苦手なスポーツだ。 と...

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    2024 年 7 月 6 日
  • I was a bocchi.㉘東京から来たイシザキ

    小学校4年生になると東京から転校生が来た。 名前をイシザキと言った。 彼も浜っ子環境に馴染めないでいた。 彼は私を東京出身だと勘違いしていたらしい。 そして、イジメられっ子同士仲良くなった。 これは...

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    2024 年 7 月 5 日
  • I was a bocchi.㉗真っ黒な手のひら

    忘れ物がひどくなった。 忘れ物をするとハシモト先生に怒られる。 怒られると余計に忘れ物をする。   今までそんなに忘れ物に困ったことがなかったのに、 転校後には通知表に、 『忘れ物が多い』 と何回も...

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    2024 年 7 月 4 日
  • I was a bocchi.㉖クイーン、クジ

    先に転校していたクジさんはどうしていたかというと。 負けず嫌いで元気なクジさんは、 短期で気性の荒い港町の気質の人々と直ぐに馴染んでいた。 むしろ今までの小学校が合ってなかったようだ。 一気に人気キ...

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    2024 年 7 月 3 日
  • I was a bocchi.㉕拷問、公文式

    母はいわゆる教育ママで、 僕は転校後に公文式に通わされた。 単純な問題を面倒臭くしたものを延々と解かされた。 僕はすぐに飽きた。 飽きても辞めさせてもらえなかった。 よくプリントを溜めたり、机に隠し...

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    2024 年 7 月 2 日
  • I was a bocchi.㉔井の中の天才君

    転校前の成績は中の中だったから、 僕には特に目立った才能はないと思っていた。 転校後に突然、成績が上の上になった。 具体的には知能テストや学習テストで学年1位になった。   不正をしたわけではない。...

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    2024 年 7 月 1 日
  • I was a bocchi.㉓インストール失敗

    浜っ子集団の中に投げ込まれた僕。 転校後は優しくされた時期があったが、 徐々にみんな本性を現してくる。   港町の人間は短期で気性が荒く声が大きい。 まさにその通りだった。 親がそうなら子もそうだ。...

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    2024 年 6 月 30 日
  • I was a bocchi.㉒暗い転校先

    久々のコラムは2期目になる。 僕が小学校3年生2学期で転校した後の記憶。 セピアとか色褪せたなんて綺麗な表現をしない。 まるで写真のネガフィルムのようだ。 今までの良い部分を全部切り取ってしまったよ...

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    2024 年 6 月 29 日
  • I was a bocchi.㉑タクシー通学

    小学校3年生の1学期、私はタクシーで通学していた。 それは、家が裕福だからではなく、 引っ越し準備と妹の入院が重なったからだ。   家族が父方の祖父母と同居するために、 5キロ離れた祖父母の家を建て...

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    2024 年 4 月 17 日
  • I was a bocchi.⑳呪われた場所

    私には霊感はなかったし、幽霊や呪いを信じてなかった。 信じたい人は好きに信じればいいけど、 私はあまりそういうのに興味がなかった。 友達の怖い話も苦手で、いつも耳をふさいで過ごしてた。   墓参りや...

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    2024 年 4 月 13 日
  • I was a bocchi.⑲クリアできない壁

    私が小学生の頃、父は仕事用にパソコンを買った。 当時のパソコンはモノクロ画面だったので、 ファミコンのカラー画面には敵わなかった。 分厚くて重いグレーのノートパソコンは、 仕事用として扱われいたので...

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    2024 年 4 月 12 日
  • I was a bocchi.⑱鍵を掛ける

    母はいつも「必ず鍵を掛けて」と言っていた。 私は鍵っ子ではなかったのだが、 母は何度も念を押した。   母は専業主婦で、小学校から帰ると家には母と妹がいた。 団地の治安は悪くなかったが、 鍵を開けた...

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    2024 年 4 月 10 日
  • I was a bocchi.⑰ハートのある場所

    ハートは身体のどこにあるんだろう? ハートの形が心臓を表すのはわかっている。 でも、本当に心臓が『好き』と思うんだろうか。 好きという感情はどこから生まれてくるのだろう。 私にはまだわからない。  ...

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    2024 年 4 月 9 日
  • I was a bocchi.⑯チバ君とケンカ

    私は両親のケンカを見ていたから、言い合いや殴り合いはしたくなかった。 でも、なぜかチバ君とはケンカばかりしていた。   チバ君とは幼稚園からずっと一緒だった。 幼稚園の頃はナカミチ君とずっと遊んでい...

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    2024 年 4 月 7 日
  • I was a bocchi.⑮メカニックケイスケ

    メカメカしいものが好きだった。 そのきっかけは子供用工具セットだった。   黄色い小さな箱の中身は、 プラスドライバー2本、 マイナスドライバー2本、 小さいハンマー1本、 薄いレンチが10本。  ...

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    2024 年 4 月 5 日
  • I was a bocchi.⑭覚えられない九九

    幼い私は平均点。 体育以外は可もなく不可もない評価が多かった。 英会話、音楽教室、スイミングスクール、少林寺。 習い事はどれも長続きしなかった。 同じことを繰り返す作業が苦痛で仕方ない。 要は練習が...

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    2024 年 4 月 2 日
  • I was a bocchi.⑬電車に手を降って

    子供の頃から電車が好きだった。 特急や新幹線がカッコよかった。 先頭車の速く走る顔が大好きだった。 きっかけは何だったのだろうか?   幼稚園の頃は両親と駅近くの跨線橋まで出掛けていた。 車で10分...

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    2024 年 4 月 1 日
  • I was a bocchi.⑫キックベース

    私は運動音痴そのものだった。 背が低い、痩せてる、反応が遅い。 ケンケン相撲では無勝のオオタ君に負けていたし、 腕相撲では女子に負けて笑われていた。 スポーツや運動には興味がなかった。 Jリーグやプ...

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    2024 年 3 月 31 日
  • I was a bocchi.⑪取れない補助輪

    私は三輪車で遊んだ記憶がない。 家にあったのかも覚えていない。 補助輪付き自転車で遊んだ記憶なら沢山ある。 それは鮮やかな黄色の子供用自転車だった。   私は駄々をこねたり、泣き叫んだりはしなかった...

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    2024 年 3 月 30 日
  • I was a bocchi.⑩トンボの記憶

    父は笑いながらこんな話をした。 「ケイスケが子供の頃、  ワンワン泣き出したときがあった。  何かと思って釣り場から車に戻ってみたら、  小さいクモにビビって泣いてたんだ」 私はその話のどこが面白い...

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    2024 年 3 月 29 日
  • I was a bocchi.⑨正義の味方に憧れる

    父は公務員、母は専業主婦。 周りからは仲の良い家族に見られていた。 でも、両親は家で毎日ケンカをしていた。   父は育児にはあまり関心がなかった。 趣味の釣りに出かけては、母に怒られてケンカになった...

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    2024 年 3 月 28 日

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