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Tutor Luna.N 's Column

リンキング 母音と母音のつなげ方

Apr 7, 2019

皆様、こんにちは!コラムはとても久しぶりになってしまいました。日本での休暇を終え、無事カナダへもどり、時差ぼけもなおりました。これも、皆様のレッスンリクエストのおかげです。時差ボケしてる暇はない!と気合いをいれてなおしました。

さて、今日はかなり前のコラムの続きですが、リンキングの母音と母音をつなげる事について書いていきたいと思います。

前回のコラムはこちらから→

http://eigohatsuonluna.seesaa.net/article/464077464.html


母音と母音をつなげる例は以下のものがあります。


My aunt lives in New York.


I don’t know about it.


母音と母音をつなげる際には「一息でつなげるように」と意識するだけで、充分であると私は思いますが、発音に関するサイトによっては、この母音と母音のリンキングを詳しく取り上げている場合もあります。よく目にするのは以下のような感じです。


「単語の最後が、A, E, I でおわっていて、その次の単語も母音ではじまる場合、/j/ の音を間にワンクッションいれてつなげる。」


「単語の最後に、O, U でおわっていて、その次の単語も母音ではじまる場合、/w/の音を間にワンクッションいれてつなげる。」


英語で母音というと、基本的にはA, E, I, O, U (W, Yもたまに母音。)を意味します。そして、フォニックスではそれぞれに読み方があるのでA=/ / E=/i:/ I=/ / O=/oʊ/ U=///ju/となっています。単語の最後が短母音(ショート読み)でおわることはまず英語ではないので、/æ/などはふくまれていません。

例をあげてみるとこんな感じです。


My +/j/+ aunt  

myは発音記号では/maɪ/ はフォニックスではIの読み方。


know+/w/+about 

owは発音記号では/noʊ/はフォニックスではOの読み方。


ただ、A,E,Iの定義が、どのサイトをみても不確かで、「イ」に近い母音が最後にくるものだとすると、A, E, Iでは表せないOY/OI /ɔɪ /などはどうなのだろう??と考えておりました。


実はイギリスの大学院で、音声学の教授に、このリンキングについて詳しく勉強した覚えがなかったのです。日本語のサイトは、信憑性が今いちなので、英語圏のサイトでさらに探していたのですが、言語学者Peter Roach さんは言及しておらず、(彼の本を大学院で勉強していたので、私の記憶にもなかったのですが。)J.C. Wells さんが言及しているのをみつけました。彼のブログに、 (7th) edition of Gimson’s Pronunciation of English (Hodder Education, 2008) という本に、


In vocalic junctures, where the first word ends in /iː/, /ɪ/, / /,  / /,or  /ɔɪ /, a slight linking /j/ maybe heard between the two vowels.

Similarly, a linking /w/ may be heard between a final // /əʊ / and / / and a following vowel.


と記載されている、と書いてありました。
(参考サイト:

http://phonetic-blog.blogspot.com/2010/08/linking-semivowels.html

フォニックスのA, E, I で表す発音だけではなく、 /ɔɪ // /も含めた発音で、次にも母音がきている時に、/j/ がはいってるのが聞こえるかも。ということです。

 

そして、O, U も//, /əʊ / と//でおわり、次に母音が来るときに/w/ が聞こえるかもということです。(/əʊ/はアメリカ英語では/oʊ/です。)


彼は、必ず/w//j/をいれて発音しなければいけない、といっているのではなく、「聞こえるかも」といっている程度です。この母音から母音の移動の時に、/w/や /j/の発音が、舌の通り道によっては聞こえる感じがする、というくらいの意識なわけです。


JCwells さんも、上記の文献を引用したあとで、my arms と発音するときに、yからaに移行するときに、/j/ の音が入っているかどうかなんて、誰がきづくのだ?EFLのレッスンでこのことについて時間を割くケースをみたことがない、とおっしゃっております。


長くなりましたが、要するに、言語学的にそこまで気にする必要はないから、気にしたい人は気にすればいいんじゃない?といった結論にしたいと思います。


一応私のレッスンの「発展編」で、以上の点については参考までに皆様に勉強していただいていますが、その後で「一息で続けるようにさえ意識すればよし!」とお伝えしております。


ずっとまとめたかった内容がなんとかまとまりました♪

読んでいただいてありがとうございました♪


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