カフェトークの皆様、こんにちは！マレーシアのクアラルンプール在住のバイリンガル講師、Keiko Davyです。マレーシアでは昨日からラマダンが始まりました。

どこかで聞き覚えのある言葉ではないかとは思うのですが、ラマダン Ramadan とはイスラム教の暦での「断食」をする1か月のことを差します。マレーシアはイスラム教国家なので、この時期にはイスラム教徒の人への配慮が大切になってきます。今年は5月6日（月）から6月4日（火）までとなっています。

「断食」するというのは、これは日の出から日没までの間、食べ物や飲み物さえも口にしない、ということなんです。つまり日没から日の出までの間に一日の栄養を取らなくてはならない、ということなんですね。もちろん、子供や妊婦、病気の方などには強制されません。

この暑さの中で水も飲めないなんて…と私は反対に心配になります。この時期は昼間に飲食ができないムスリムの方がいるので、食べ歩きなどは控えたりします。あと、夜の日の出ていない間に楽しく家族で食事をするという風習があるので、どこも混んでいたりします。また、職場から必死に日没前に家へたどり着こうとする人たちで、夕方の道路の混雑の仕方は半端じゃありません。職場ではこの時期は生産性が下がる～なんて話を聞きますが、普段は異教徒に対してとても寛容なマレーシア人に対して、かわりに私たちが配慮していかなくてはならないな～と思います。

ラマダンの期間には、ラマダン・ビュッフェがあったり、夕方にマーケットが特別にあったりします。マーケットでは日没を待って、夕食の食べ物を買う人々でとてもにぎわっています。投稿の写真もその一枚。マレーシア人、チキン大好きですね！

こんな風に食べ物が並んでいたります。こんな大きな鍋でカレーのようなもの、作っているのも見かけました。

ラマダンが明けるとハリラヤ Hari Rayaと言う祝日になります。今年は6月5日・6日です。