昨日は、勉強会グループで事例研究でした。
実際にご相談受けた事例をもとに、
他に考えられるアドバイスはないかとか、
みんなで話し合います。
(もちろん、個人情報は出さないし、
外にも漏れることはありません。
あくまで我々の勉強目的です。)
皆さんの出してきた事例を聞いていたら、
相続っていうのは本当に性格が現れると思いました。
大きく分けると、
ベクトルが自分に向いている人と、
外に向いている人です。
ベクトルが外に向いている人というのは、
*自分の思い通りに親に遺言書を書かせたい
*妻にあげる遺産は、その後次女にだけあげてほしい
など、なんでも自分の思い通りにしたい人。
自分の財産をどうするかは本人が決めることであって、
他の人が指図することではありません。
こういうご家族もいると、
やっぱり遺言書は必要だなと思います。
そして、ベクトルが外に向いている人というのは、
*子供もその配偶者も孫も、全員に遺産をあげたい
*他人だけれどもお世話になった人にあげたい
など、人の幸せを考えているとか感謝の気持ちを持っている人です。
こういう場合には、
法定相続人以外に財産を遺したい場合には遺言書がないとできないこととか、
お孫さんなどは法定相続人よりも税金がかかってしまうこととかお伝えして、
なるべく本人の気持ちが尊重できるようなアドバイスをしますが、
なんか聞いているこちらも、気持ちがとてもほっこりします。
遺言書とかエンディングノートとか、まだ面倒くさいと思う人も、
自分は相続される側だったら、
あるいは、相続する側だったら、
どういう態度になるかちょっと考えてみるといいと思います。