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Cafetalk Tutor's Column

Tutor Ari 's Column

あるある?タイ語ネイティブvs日本語ネイティブ

Oct 28, 2019

 こんにちは!カフェトークタイ語・英語講師のAriです。

 タイトルはどういうことかと言うと、我が家のケースです。旦那はタイのパタニ県出身でタイ語が母語。私は日本は横浜出身で、日本語が母語。現状、旦那の日本語能力も私のタイ語能力も、会話についてはお互いトントン位です。そのため、二人で話す時はタイ語だったり、日本語だったり、はてまた英語だったりします。

 お互い自信を持って相手の言語で話そうとするのは良いのですが。。でもどうしても、時として『ネイティブが聞くと不自然』な喋り方をしてしまうことがあるのです。今日は、旦那の少し「?」だった日本語フレーズから見えてきた私なりのプチ発見!についてお話ししたいと思います。

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 先日旦那が同僚と電話中に、「前にそのように言っていたじゃないですか!」と話したのを聞いた私は後で、「随分と強い口調だったけど大丈夫?」と聞くと本人は、相手を責めるようなつもりではなかった、とのこと。文法的には間違っていないのに、おかしいな、何だか口調が強い印象がする、、と数日ぼんやり考えていたのですが、三日後にようやくヒラメキました。

 彼は「じゃないですか」の語気を強めに言っていたのです。仮にその文末部分の語気を弱めに、しかもすぐに文を続けていたら、責めるような口調とは聞こえずに、相手に同調を求めるような、よりマイルドな響きになっていたことでしょう。例えば、「前にそのように言っていたじゃないですかぁ。あれ私もホントそう思います!」のように。

 ようやく不自然な理由を自分でも理解した私は、旦那に上記例文を交えて説明しました。納得してもらえましたし、私自身もモヤモヤが解決し、ようやく腑に落ちました。

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 私は物心ついた時から日本語を喋っていますが、これまで全く意識したことが無い日本語の側面について、旦那との会話の中でハッと気付かされることが良くあります。あれ?その日本語、不自然なのでは!?と直感的に思っても、明確な理由を説明しようとすると難しい。日々のあるあるです。

 母語であっても知らないことや気づいていないことが山ほど!言語の奥深さを痛感する毎日です。次回はこの逆パターンのエピソード(=私のタイ語が不自然だった話)をお伝えします~

 Ari

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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