Deja que el mundo condimente tu vida

Cafetalk Tutor's Column

Tutor Fruitful Life FP 's Column

アクティブファンドとは?

2019-12-08

こんにちは。師走の日々、いかがお過ごしでしょうか。

 

さて本日は、前回の予告通り「アクディブファンド」についてご紹介します。

ご存知の通り日本では約6,000種類の投資信託が発売されており、

最近は「インデックスファンド」の方が話題になることも多いのですが、

アクティブファンド」も頑張っています。

 

それでは「アクティブ」の意味をみてみましょう。

アクティブとは「活動的」とか「積極的」な様を意味します。

ここでは「積極的」と意味でお考えください。

 

アクティブファンド」とは運用会社が独自の銘柄(投資をする企業)選択

資産配分(どの企業にどれだけの割合を投資するかという配分)をすることにより、

インデックス(株価指数等)の動きを上回る運用成績を目標とする投資信託になります。

 

インデックスファンドとは異なり、銘柄選択のために地道な企業調査・分析などが

必要となるので、企業調査を行うアナリストや最終的な運用責任者である

ファンドマネージャーの力量が試されるのです。

 

またアクティブファンドは独自のテーマや哲学を設けているので、

個性があり、その指針に基づいて銘柄選択を行います。

そうすると自ずと種類も多くなり、時代を経て新しいテーマが出てくると、

また種類も増えていきます。

最近だと世界を股にかけた「5G」や「宇宙」をテーマにしたファンドもあるのです。

どんな企業が選択されているのかは、上位10社くらいになりますが、

目論見書(もくろみしょ)」というものに掲載されています。

こういったものもウェブ上で見ることができるので便利ですよね。

 

「インデックスファンド」との違いですが、やはり調査費用がかかりますので

信託報酬(信託を管理・運用するための経費)」が高くなってしまいます。

大雑把ではありますが、平均の信託報酬は以下の通りです。

(個々のファンドで異なりますので、投資をお考えの場合は必ずご確認ください)

インデックスファンド0.5%(最近はどんどん安くなる傾向)

アクティブファンド 1.5%

 

現在日本は2%のインフレ目標があり、私たちが資産運用を考える際は

年率4%くらいを目指している中で、1%の差があるというイメージです。

ですので、インデックスファンド以上の結果をだすのは、難しいとされています。

しかしその困難さにチャレンジし、ファンドのテーマに沿いつつ株価上昇を

牽引する銘柄を見つけ出し、将来性の高い企業に投資していくのが

アクティブファンドの運用者の方々のお仕事になります。

 

私自身、運用会社での勤務経験があります。
アナリストやファンドマネージャーの方々が、来る日もくる日も
地道に会社訪問や工場見学などを重ねレポートを書き、社内での討論に加え
海外のアナリストたちと海外の競合他社との
比較分析などをした上で、
投資決定をしている様子を遠くから見守っていました。

様々な経済統計や刊行物・レポートも読みこなし専門の勉強を重ね、
気が遠くなるような時間と手間をかけて、将来有望な企業を見つけていく方たちを
今もとても尊敬しています。

そんな方々の汗と涙の結晶(!)がアクティブファンドだと思っています。

 

本日はちょっと熱く語っちゃいました!
読んでいただき、ありがとうございます。

次回もお楽しみに♪

 

 

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

Got a question? Click to Chat