会社員時代、数字数字ってよく言われてました。
(↑なんでも数字で評価するという意味)
私は営業部隊にいたので、
売り上げがあるから、数字で物事を評価するというのを
それほどおかしいことだと思っていませんでした。
でも先日、とある企業のサポート部門の人が
数字数字と言っているのに、ちょっと違和感を感じました。
サポート部門の場合は、
本来数字で判断できないものを数字に置き換えているのです。
例えば文書の作成という仕事を文字数で評価するというように。
そうすると何が起こるかというと、
人は手抜きを始めます。
だって、手抜きをすればするほど文字数が稼げるのですから。
じっくりと、
「この表現の方がお客様は読みやすいかな?」とか、
「言い回しをそろえた方がきれい」
などとは考えなくなるのです。
そうやってクオリティが下がると、結局数字は取れなくなります。
それは、自分で事業をやっている人なら
よくわかっていることだと思うのですが、
企業の場合は、分業だからなのか、
未だにそんなことをやっていて、
数字じゃないんだよなぁ。。。と感じてしまいました。
そして、数字を目標にしてしまうと、
人はものすごくストレスを感じます。
「達成しなければ・・・」と病んでいく人が増えるのです。
「本当にいいものを作ろう!」という目標にすれば、
みんなやりがいを感じながら仕事ができて、
結果的に数字は取れると思うんですけどね。