人間は、風邪をひいたり、ケガをしたりすると、
自然と治癒していく「自己治癒力」をもっています。
人の心にも、同じように「自己治癒力」が備わっています。
カウンセリングとは、その自己治癒力を信じ、自身の力に気づいてもらえるよう、
相談者に寄り添って支援することを言います。
多くの人は、アドバイスや助言を期待されると思いますが、
カウンセリングでは、基本的にアドバイスすることはありません。
自分自身で自分の問題に気づき、自分で解決の糸口を見つけ、自分自身で解決する。
この作業をお手伝いするのが、カウンセラーの仕事です。
アドバイスや助言を期待される方には、物足りない感じがするかもしれません。
しかし、カウンセラーは、四六時中、相談者と一緒に居る訳にはいきません。
仮に、カウンセラーが問題を解決したとしても、それは一時的なもの。
根本的な問題は、全く解決していないのです。
相談者が、自分の力で生きていけるように、
自分の力に気づいてもらえるように支援することが、カウンセリングの効果なのです。
では、どうやって自分の力に気づいてもらうのでしょうか…
カウンセラーは、否定することなく、無条件に相談者の話を聞き、そして共感します。
相談者は、自分の気持ちを言葉にして表し、その話を聞いてもらうことで、
自然と人間は、自分の力に気づいていきます。
全く不思議です。。。
今までに、誰かに愚痴を話すだけで、スッキリしたことありませんか?
多くの人が、経験したことがあるのではないでしょうか。それが言葉の力です。
カウンセラーは、そのような技量のトレーニングを受けています。
言葉の力を信じ、相談者の持つ「力」を信じて、カウンセラーは皆さんに寄り添っています。