バイオリンは習熟度が上がるに従って、左手の動く範囲が増えたり、右手にも様々な種類の動かし方が出てきます。
表現のために感覚や感情と直結する細かい技術以外に、
単純に覚えるべき技術が多いんですね(汗)
↑それだけいろんな人が情熱を燃やした歴史があるんです(プラス思考で!)
そういった様々な技術を通して、全方向から確認する、攻めることで「理にかなった」、「自分の体に合っている」、「自分の楽器に合っている」感触や感覚が研ぎ澄まされていくものです。
今日はいわゆる「跳ね弓」について簡単に触れておきます。
まず、弓は素直です。
跳ねろ!このやろう〜!と思うと絶対跳ねません。
暴れ回って楽音になりません。
弓は跳ねてくれるもの、と思いましょう。
前提として、バイオリンをうまく扱うことは「物理的」な話、
ということを再認識したいです。
弓は重力に従っています。人が歩いたりジャンプしたりするのと同じですね。
同様にどんな種類の跳ね弓も「デタッシェ」の変化形でしかありません。
(デタッシェ…弓の毛を弦に載せ、横に動かし、横の動きを止める基本動作。最初の一歩)
つまり、跳ねる練習には「跳ねない」練習、歩く練習が準備として、メンテナンスとしても、必要です。
今日は教材としてよく出てくる曲の練習を、かいつまんで動画にしてみました。
練習は、いつも丁寧な自己メンテナンスを!