いつもの生活に世界のスパイスを。

Cafetalk Tutor's Column

中村勇太 講師のコラム

バイオリンを楽しむヒント〜跳ね弓について

2020年6月7日




バイオリンは習熟度が上がるに従って、左手の動く範囲が増えたり、右手にも様々な種類の動かし方が出てきます。

 

表現のために感覚や感情と直結する細かい技術以外に、
単純に覚えるべき技術が多いんですね(汗)
↑それだけいろんな人が情熱を燃やした歴史があるんです(プラス思考で!) 

 

そういった様々な技術を通して、全方向から確認する、攻めることで「理にかなった」、「自分の体に合っている」、「自分の楽器に合っている」感触や感覚が研ぎ澄まされていくものです。

 

今日はいわゆる「跳ね弓」について簡単に触れておきます。

 

まず、弓は素直です。

 

跳ねろ!このやろう〜!と思うと絶対跳ねません。

暴れ回って楽音になりません。

 

弓は跳ねてくれるもの、と思いましょう。

 

前提として、バイオリンをうまく扱うことは「物理的」な話、
ということを再認識したいです。

 

弓は重力に従っています。人が歩いたりジャンプしたりするのと同じですね。

 

同様にどんな種類の跳ね弓も「デタッシェ」の変化形でしかありません。
(デタッシェ…弓の毛を弦に載せ、横に動かし、横の動きを止める基本動作。最初の一歩)

 

つまり、跳ねる練習には「跳ねない」練習、歩く練習が準備として、メンテナンスとしても、必要です。

 

今日は教材としてよく出てくる曲の練習を、かいつまんで動画にしてみました。

 

練習は、いつも丁寧な自己メンテナンスを!

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

お気軽にご質問ください!