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Cafetalk Tutor's Column

caoli 讲师的专栏

朝のリレーと今週の韓国映画

周间主题: My Favorite Poet

2020年8月2日

大家好。

特に好きな詩人はいませんが、金子みすゞの「みんな違ってみんないい」と
俵万智の「この味がいいねと~」は日常で結構使うし好きなフレーズです。
そして詩全体が好きなのは「カムチャッカの若者がきりんの夢を見ているとき」から始まる「朝のリレー」。
「ぼくらは朝をリレーするのだ」というセンス。好き。

そしてついつい忘れがちなカムチャッカ半島の存在。
カムチャッカの人々の方が日本より3時間先の一日を過ごしているという事実。
サハリンは日本より2時間先。サハリンにいる人と連絡とるたびに「未来の人と連絡している」と秘かに興奮して軽く震えてます。

ところで先日、とある本を読んでいたら韓国の偉大な詩人・尹東柱の詩の伊吹郷訳が一部出てきて、
それを読んだ瞬間「は!!!」となりました。

その詩をむかし韓国語で読んだ時は「は?」としか思わずナンダコレハ状態だったのが、
なぜか今回は「は?」ではなく「は!」となりました。
so 와닿았음...
訳がすごくよかった。普段日本語訳された韓国の小説を読んでも全くピンと来なくて舌打ちしか出ないのに、その時のその詩はすごくヨカッタ。
翻訳者の力量やセンスによってこんなに心動かされることもあるんだなぁと感動しました。
だから韓国小説も、実は私がまだ出会っていないだけで素晴らしい邦訳の作品がこの世にあるのかも。

<今週の韓国映画>

①「ハッピーログイン」

あらすじ:Facebookのステマ(Facebook依存のいい年こいた大人たちの恋愛)

・邦題がビミョーに合ってなくて草(尹東柱の翻訳で感動したあとに韓国映画の翻訳で再び絶望する人生)
・登場人物6人全員めんどくさくて草
・チェジウ痛々しいおばさんになってて草
・SNSを恋愛のツール?みたいに描いているのが新しいようで全く新しくなくて草
・浦項の호미곶のあのオブジェは前から思っていたけど私が中学の美術の時間に作った彫刻とウリ二つ


②「マルモイ」

あらすじ:命がけで辞書を作る

・「舟を編む」の韓国版かな?くらいの軽い気持ちで観ると大変なことになる
・観ているとアイヌ語のことが思い出される
・以前大学院の授業で観た「朝鮮海峡」という映画が劇中にも出てきてエモくなる
・標準語決定・語彙収集の手法と最後に出来上がった辞書の形態にツッコみたくなる(「まぁ映画だから」ということで軽く流すのが良い)
・登場人物のうち、若い人たちの言葉遣いが現代人とほとんど変わりないように思ったけど、それは映画だからなのか、すでにあの時代に現代のような言葉遣いになっていたということなのか、教えて専門家
・映画としては面白かったけど気になる部分も多々あり、史実はどうだったのか調べてみたくなる映画

③ファイティン!

あらすじ:海外養子に出された男が韓国に来て腕相撲をする

・「実は血がつながっているとかいないとか、死んだとか死んでないとか、韓国ドラマにありがちな設定を映画にも採用してみました」感
・ジンギという役どころは必要だったのか
・子役が良い、むしろ子役が主役
・コメディ風だけどさりげなく登場する「海外養子」という韓国社会の闇キーワード
・海外養子が韓国に帰って来てスポーツで成功して肉親を探して・・・というストーリーは「国家代表」と類似
・腕相撲マニア必見

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