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Cafetalk Tutor's Column

Machika 講師のコラム

自傷行為、依存症・・・解決の糸口とは?

2015年8月28日

リストカット、依存症、摂食障害などに陥っているたいていの人は、自分の行動を恥ずかしく思って人に言おうとせず隠しています。そのせいで裏表のある生活を送らなければならず、「誰にも理解してもらえない」「誰にも相談できない」と孤独を感じます。

でも、誰にも知られたくないと思っていても、本当は「どうにかしたい、誰かに助けて欲しい」と思っているはずです。それらは必ず治ります。だから決してあきらめないでください


 

ではもし家族や友達にそういう人がいたら、どうしたら助けになれるでしょうか。まず、そうした人達にとってその行為が何を意味するのかを理解しておく必要があります。最初のきっかけが何にせよ、それらの人たちは、抱えきれない程大きなストレスや重荷を背負っているため、それらの逃げ口として自傷行為や過食、依存症になっている行動をします。そうした(ある意味歪んでしまった)欲求を満たすことで、自分の中に貯まっている許容量以上のストレスという圧力を外に逃がしている状態です。それにより、なんとか精神を保っているのです。ですから単に「やめるように」というだけでは何の意味もありません。無理やりやめさせたりすると、圧力をかけ続けた圧力鍋と同じで、いずれは爆発してしまいます。

それらの人にとってまず必要なのは、心にたまったストレスや圧力を他の方法で逃がすこと、もしくはそのストレスや重荷を軽くすることなのです。そうすれば自然と行動も治まっていきます。そうした解決には自尊心が大きく関係してきます。


ストレス発散をする方法はそれぞれに合ったものがあります。ですが、自傷行為や依存症に陥ってしまうほどのストレスは、単に一度や二度のストレス発散ではぬぐいきれません。本人が嫌がるなら無理に連れ出したりせず、ゆっくりとよく相手の話を聞いてあげましょう。その人が本当に必要としているのは、「自分を理解してくれる人」の存在です。

(そうした時は周りの家族も相当なストレスを感じるものです。悩み続けご家族が鬱になることもあります。困った時は無理をせず、ぜひご相談ください)

 

もし、あなた自身がなかなか抜け出せず悩んでいるなら、カウンセリングを受けてみませんか。Skypeカウンセリングではフルネームなどの個人情報は必要ありません。ビデオもオンかオフを選んでいただけますし、直接話をしたくないという方はskypeのチャットでお話するだけでもOKです。一人で抱えず、一緒に解決策を探していきましょう。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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