6月8日のコラムから(*^^*)
「手前味噌」
最近の若者は使わないかもしれませんが(^^;)
実はビジネスシーンなどでも使われる表現になっています。
読み方は「てまえみそ」
意味は「自分で自分や身内を褒めること、自慢すること」。
「手前味噌」の語源は、「自前の味噌」「自家製の味噌」。
「手前」とは「自分のすぐ前」「自分側の方」といった意味ではなく、
元々「自前」「自家製」といった意味で使われていました。
「手前味噌」が「自賛すること、自慢すること」になった由来は、
昔の時代は日本の味「味噌」は各家庭で作られていて、
それぞれがおいしくなるようにと工夫を凝らしていました。 そして、
おいしく出来た味噌を
「手前(わたし/自家製)の味噌おいしくできたから食べてみて」
と
自慢し合うようになった。
そのことから
「自分自身を褒めること、自慢すること」といった意味として
「手前味噌」が使われるようになったそう。
主な言い回しは ・手前味噌ながら ・手前味噌ですが ・手前味噌で恐縮ですが
余談ですが、
「味噌」は誰もが趣向を凝らして作っていたため、
今でも「ポイント」といった意味で「味噌」が使われています。
「そこがミソなんだよね~~」とか(^^)
「自分で褒める」「自慢した」といった意味で
「手前味噌する」「手前味噌した」などといった言い回しはしません。
この場合は「手前味噌を並べる」「それは手前味噌だ」などと言います。
自分自身のことを評価するときや自慢となるようなことを話すときに、
嫌味やただの自慢話にならないように使います。 だから
ビジネスシーンやかしこまった場面でも使われるんですね。
自分自身の功績を話すときや、自社の製品を売り込むときなど。 ただゴリ押しするだけでは
相手の鼻についてしまうこともあるため、
前置きで
「手前味噌ですが」とつけることで印象を和らげてくれます。 ビジネスシーンでは
「恐縮ですが」をつけ自慢することや
自社製品を売り込むことへの申し訳無さを伝えつつも、
良さをアピールしたり説明したりすることが出来ます。
「手前味噌ではありますが、今回の朗読はとてもいいものになっています」 「手前味噌ながら、わたしの作品が好評をいただいています」 「手前味噌で恐縮ですが、新商品にはかなりの自信があります」
等々
英語は
「手前味噌ですが、、、」は「自慢するわけではないですが、、、」
という意味なので、 ・「〜するつもりはない」は、
「I don't mean to...」を使うそうです。
「自慢する」は、 - brag - show off - blow my horn - sing my own praises - boast ・逆説の「が」は、「but」 を使います。
例えば
I don't mean to brag,
but I'm just so happy that my daughter got accepted into Harvard University.
手前味噌で恐縮ですが、娘がハーバード大学に合格してただ嬉しいんです。
さて
手前味噌で恐縮ですが、YouTubeに2~3歳向けに絵本を読んでみました♬
ブログUPしました(^^)/
http://miyokofficial.com/blog/6257