資産運用はいいのですが、
増える話ばかり聞いて、
減る可能性もあることを忘れないようにしましょう。
特に、老後は殖やすことよりも
減らさないことの方が大事です。
なぜなら、収入が年金しかないからです。
貯金を取り崩しながら生活していく段階に入ります。
体調を崩したり、介護状態になって、
予定していたよりもお金がかかるかもしれません。
その時、頼りになるのは貯金です。
だから、しっかり確保しておかなければいけないのです。
投資で減らしている場合ではないのです。
実際に、今回のコロナで、
富裕層の84%は「投資に慎重のスタンスになった」と回答しているようです。
(シティグループ プライベートバンク部門調べ)
定年を迎えて、退職金をもらったとき、
充分なお金があれば、
無理して殖やすことはありません。
それよりも、いざという時使えるお金があることの方が大事です。
退職するまで資産運用してこなかった人は、
退職時に大金が入って、慌てて投資を始めますが、
必ずと言っていいほど失敗します。
大金で気が緩むことと、
投資の注意点を全く知らないからです。
老後も投資でうまくいっている人は、
現役時代から少しずつ勉強してきた人です。
老後から始めても構いませんが、
絶対に必要なお金は確実に確保してから、
少しずつ、様子を見ながら行うようにしましょう。
たくさんのお金を投じる不動産投資は
かなり勉強しないと危ないと思ってください。
FXは投資ではなく投機なので、もっと危ないと思ってください。