初めから、納得いく演奏はもちろん、完璧な練習も難しいものです。
そこで、レッスンで提示された分解練習をストックして、
必要に応じて、自分の練習時間に活かしていきます。
ところで!
数学の定理や公式のことを想像してください。
定理や公式は覚えてしまえば、あとは使うだけ、と思うかもしれません。
しかし、世の中のテストでは、その定理や公式の導き方が出題されることもあります。
つまり「本当に理解しているか」が大事なことなんですね。
例えば、台形の面積の公式の導き方…思い出せますか?
いや…思い出すというより…理解していますか?!
分解練習も同じことが言えます。
たとえば、カイザーやクロイツェル、
あるいは音階にも様々なバリエーションが用意されています。
それをしっかりやり込むと、たしかにスムーズに弾けるようになります。
でも、なぜスムーズになるか、理解できていますか?
目的ではありません、意味、理論、理屈です!
そこの理解をはかることで、より意識を向けて効率よく練習をすることができる、と僕は考えています。
ぜひ、今取り組んでいる曲の練習方法で、弾き始める前に頭をひねってみましょう!