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Cafetalk Tutor's Column

Emma D 講師のコラム

外国語学習アドバイス② 文法にこだわりすぎない

2021年3月4日

Guten Tag!ドイツ語講師のEmmaです。

みなさんは外国語を勉強するとき、どれくらい文法を重視していますか?ほとんどの人が学校で英語を習っていたと思いますが、"She plays Tennis."の"-s"をつけ忘れてテストで×になったというような経験はありませんか?これってほんとに×で0点の解答でしょうか?

確かに"文法的"に言えば間違ってるので0点です。でもこれがネイティブとの会話の場面で、実際に通じるかどうかという観点から言うと通じるので間違いとは言いきれません。つまり、会話の場面ではShe plays Tennis.だろううがShe play Tennis.だろうが彼女がテニスをするということは相手に伝わります。

日本では受験英語の影響で、勉強する目標が「ネイティブとコミュニケーションをとること」なのに文法中心に勉強するという例が多くみられます。文法もある程度は必要ですが、こだわりすぎてしまうと「頭の中で文法を考える→文法に沿って文を組み立てる→実際に話す」という流れがクセになってしまい、反応が遅くなったり流暢に話せなくなるなど弊害も出てきますので注意が必要です。

今の例は英語でしたが、私の会話の授業では「正しいドイツ語」ではなく「通じるドイツ語」を重視しています(試験対策や生徒さんから特別なリクエストがあった場合は除きます)。私たち日本人が普段教科書通りに話さないように、文法のルールに100%沿って話すネイティブはまずいないので、

・文法にこだわりすぎることなく
・間違いを恐れることなく

積極的に話せるように練習しましょう!

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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