画像編集テクニック その3

Weekly Topic: Memorable music for you

KAZU.S

まだまだ続くのかしつこいぞ画像編集テクニック(いや私か?)と思われている事でしょう。
私以上にロバート・ディルツ氏はもっとやってくれます。
彼の本『BELIEFS』のデモンストレーションは何と8ページに亘って書かれています。

内容は「私たちは現実に起こった出来事と想像で創った出来事の違いをどうやって分かるのか?」のデモです。
前提として「そもそも脳は現実と想像の出来事を同じ部位で処理をしているので、私たちは何が現実で何が創造の産物なのかを分かっていない。従って戦略をもたなければならない」があります。

デモではクライアント役(Joe)の人に「昨日やった事とやらなかった事は何ですか?」と質問。
J:アイスの上にグラノーラをのせて食べました。温かいファッジはのせて食べていません。
(ジョーさんかなり甘党ですw)
R:その人が現実かそうでないかを判断するのに、グラノーラを食べたとか食べないとか喧嘩したとかしないとか内容は全く関係はありません。それを現実だと判断するプロセスは同じだからです。

そしてジョーさんにとってのアイスにグラノーラがのっていた時(現実)のプロセスや文脈を突き止め、それを温かいファッジ(創造)にも当てはめました。
具体的にジョーさんの場合は、グラノーラの映像はハッキリしていた事、真ん中ちょっと左上に映像を出した事、食べているときに妻が横にいた事、グラノーラをアイスにトッピングするのが習慣だった事(繰り返す)を温かいファッジにも当てはめていきました。

つまりジョーさんには、(創造の方の)温かいファッジをハッキリした絵にし、それを真ん中ちょっと左上に置き、傍には奥さんを登場させた一連の映像を繰り返し再現してもらいました。
さいごにはジョーさん「私は昨日温かいファッジをのせて食べたっけな」と確信するまでになりました。
(よかったね、ジョーさん甘いもの尽くしw)

例えば、Aさんがヨガを新しい習慣にしたいとします。
Aさんの「現実をどう現実と見るのか」のプロセスを見定めて(大体は映像がクリアであることが決め手)それに沿ったやり方で新しい習慣にしたいヨガも当てはめていくと、仮にですが習慣になった経験値になり、もしかすると「あれれー私はヨガじゃなくてピラティスの方がしっくりくるかも」と言ったエコロジーチェックにもなります。

私たちは人間としての取り扱い説明書を持たずに生きています。(当たり前ですが)
徳川家康公の教訓は万人に有効な訳じゃなく、納豆を食するのが万人を健康にする訳でなく、取説は人それぞれ必要となります。ですから人生は色々厄介な訳で。
ただこういった戦略を知ると俄然面白い展開になるのではないかと私は考えます。











Added to Saved

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

Comments (0)

Login to Comment Log in »
Popular ribbon

from:

in:

Lesson Categories

Language Fluency

Japanese   Native
English   Daily conversation

KAZU.S's Most Popular Columns

  • 初めの日そして始める日

    "令和元年、明けましておめでとうございます" お正月とはまた一味違う新しい時代の幕開けですね。実は私、30日は家の掃除・排水溝口の浄化を済ませそして何となく蕎麦を食べに行きました。まるで年越しのよ...

    KAZU.S

    KAZU.S

    0
    8121
    May 1, 2019
  • ちょっとやっかいな感情

    久しぶりにNLPUのサイトをのぞいたら、R.ディルツ氏とデボラ氏の短いワークがありましたのでシェアしたいと思います。 幸い、多くの皆さんは英語を学んでいらっしゃいますので私のヘンテコな訳はつけませ...

    KAZU.S

    KAZU.S

    0
    8005
    May 21, 2020
  • 画像編集テクニック その2

    画像編集テクニックについての説明は前回のブログ『画像編集テクニックについて』をお読みいただいた前提で、お話を進めます。今回は映像だけでなく「体感覚を編集する」について。先日、直売場で‘ク...

    KAZU.S

    KAZU.S

    0
    7830
    Mar 17, 2020
  • 外国語副作用

    外国語副作用とは「慣れない外国語を使っている最中は、一時的に、思考力が低下した状態になる」という現象です。一般的に「母国語以外の言語をを使う事は難しい」と言う事は認知されていますが、「同時に思考力ま...

    KAZU.S

    KAZU.S

    0
    7724
    Mar 7, 2020
« Back to List of Tutor's Column
Got a question? Click to Chat