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Cafetalk Tutor's Column

Yukiko.T 講師的專欄

パンとケーキのあいだ

2021年4月29日

皆さん、韓国でパンやケーキを召し上がったことはありますか。最近はインスタ映えするカラフルでかわいらしい韓国スイーツが、日本の若者の間でも大人気のようですね!もう10年以上も前の話ですが、私が韓国に住んでいた頃のパンやケーキはお世辞にもおいしいと言えるものではありませんでした。そこそこ食べられる味のお店は、日本で修行してきた職人さんが多かったですね。特にケーキに関してはケーキ屋さんというものはほとんどなく、普通はパン屋さんの片隅に申し訳程度にケーキコーナーがあるだけ。お店の名前に「製菓店」という文字が入っていたとしても、実際にはパンの中にケーキが埋もれているような状態。それもショートケーキを売っているお店はごくまれで、食べたかったらホールで買うしかないという不便さでした。それでも고구마 케이크[ゴグマケイク](さつまいもケーキ)だけは、日本に輸入したいぐらい大好物でしたけどね。という訳で、私などはどうしてもショートケーキが欲しい時は大手コーヒーチェーン(スターバックスやコーヒービーン&ティーリーフ)に買いに行ったものです。値段がものすごく高い上に、品揃えもなぜかチーズケーキばかり何種類も……でしたけどね^^;あ、今回もちょっぴり脱線してしまいますが、ネイティブはスタバのことを「별다방[ビョルダバン](星喫茶)」、コーヒービーンのことを「콩다방[コンダバン](豆喫茶)」なんて呼んだりします。アメリカ人もびっくりですね!!
 さて、皆さんの中には「빵[パン]=パン」、「케이크[ケイク]=ケーキ」と教わった方も多いのではないでしょうか。でもちょっと待ってください!事はそう単純ではないようです。というのも、빵[パン]と케이크[ケイク]の境目と、パンとケーキの境目がずれているからなんです。日本語ネイティブの皆さんは、焼き菓子系(バームクーヘン・マドレーヌ・マフィン・カステラ・どら焼き・人形焼・もみじ饅頭・今川焼等々)をあえてパンかケーキに分類するとしたらどちらにしますか。私なら絶対にパンには分類しませんね。どちらかというと、ケーキの方に寄っていると思います。ところが、韓国語ネイティブはというと、先程例に挙げたようなお菓子を「빵[パン]」と言ってしまうんです。しかも「과자[グァジャ](菓子)」とも言わないんです。以前のコラムでご紹介したように、たい焼きも「붕어빵[ブンオパン](フナパン)」または「잉어빵[インオパン](コイパン)」でしたよね?お店によってはたこ焼きを「문어빵[ムノパン](タコパン)」と言って売っている所まであります。もはや私達が思い描く「パン」とは、大きくかけ離れてしまっていますよね。ついでに言うと、肉まん・あんまん等の中華まんも、韓国語では「호빵[ホパン](中華まんの商品名)」または「찐빵[チンパン](蒸しパン)」です。そういえば、我らがヒーローアンパンマンの韓国名は「호빵맨[ホパンメン]」なので、彼のことを蒸しパン・中華まんと勘違いしている韓国人も多いんだとか。本当は「단팥빵[ダンパッパン](あんぱん)」なんだけどなあ^^;今日も私の心はパンとケーキのあいだで揺れ動いています……。

專欄文章僅代表作者個人觀點,不代表咖啡滔客的立場。

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