いつもの生活に世界のスパイスを。

Cafetalk Tutor's Column

June_ 講師のコラム

映画紹介

2021年5月2日

こんにちは!英語講師のJune_です(^^)

先日はアカデミー賞の授賞式がありましたね!

韓国ドラマのハルモニ(おばあちゃん)役でお馴染みのユン・ヨジョンさんが助演女優賞を、「ノマドランド」のクロエ・ジャオ監督が監督賞を受賞され、昨年の「パラサイト 半地下の家族」に続きアジア勢にとって嬉しい快挙となりました。

 

今年は例年に比べて2ヶ月遅れ、また規模を縮小しての開催となった授賞式でしたが、毎年授賞式の時期になると過去の受賞作などが特集されるのも風物詩という感じがします。

今回のブログでは過去の受賞作品から2つの映画をご紹介したいと思います。

 

「ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語」

「若草物語」(原題は“Little Women”)といえば何度も映画化されている有名な作品ですが、こちらの作品ではハリー・ポッターシリーズのエマ・ワトソンが4姉妹の長女役として出演していることでも日本で話題となっていた作品でした。ずっと気になっていた作品で今回やっと見ることが出来ました。現代に合わせた「女性の自立」にフォーカスした作品と聞いていたのですが、もちろんそのようなテーマを軸としながらも、主人公である次女ジョーの葛藤や4姉妹それぞれが追い求める夢や幸せ、自分らしく生きることについて描かれていて、とても共感できる作品でした。映像や衣装の美しさと心に響くセリフにも要注目です。

 

「ジョジョ・ラビット」


舞台は第二次世界大戦、ナチス政権下のドイツ。空想の中のヒトラーと会話する愛国少年であるジョジョは1人のユダヤ人の少女を家に匿うことになり。。。

普段は直接的な描写のある戦争映画や暴力シーンのある映画はあまり見ないようにしているのですが、こちらの映画は少しコミカルなタッチを入れながら戦争を描いた作品と聞いていたので見てみました。たしかに直接的な描写はないものの、前半のコミカルなタッチから徐々に深刻な内容になっていき、戦争の見えない恐怖が迫り来る感じが逆に怖かったです。辛い内容でしたが「ナチス側  絶対悪」として描かれる戦争映画が多い中で、ジョジョという少年の視点から戦争が描かれることで、自分が信じていたものが崩れて行く時の心の変化や、周りの人々との関わりが描かれているところがあまり他にない作品だと思いました。その上で描かれる戦争の残酷さや惨さ、愚かさがより引き立てられていると感じました。個人的にはユダヤ人の少女エルサとスカーレット・ヨハンソンが演じるジョジョのお母さんが話すシーンのセリフが印象に残っています。(他にもジョジョの同級生で眼鏡のぽっちゃりヨーキーがとても可愛かったです)

 

どちらもおすすめの作品なので、作中に出てくる英語の表現にも着目しながらGWのおうち時間にぜひ見てみてください!

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

お気軽にご質問ください!