いつもの生活に世界のスパイスを。

Cafetalk Tutor's Column

Ami 講師のコラム

毅然と主張しないと「泣き寝入り」になってしまうこと

今週のテーマ: 海外生活で苦労したこと

2021年5月3日


《英文法・スピーキング初心者~初中級向け》の講師 Ami です。

アメリカとイギリス、合計約10年間の海外生活を通して数々のトラブルを経験しました。ロスアンゼルスにに住み始めてまだ半年の頃モールの駐車場で車をぶつけられ、降りてきたのは品の良さそうな白人のおばあさん、第一声は、  

  "You hit me!" 「あなた、(私の車に) ぶつけたわね!」

私がアジア系女性だからかどうかは分かりませんが、人とトラブルになった時にはとりあえず高圧的に出て、しかも嘘までついて自己防衛する、訴訟社会のアメリカではこういう人もいるのかと驚きとともに怖さを感じました。


ロンドンから休暇ででパリに行った時、トランクが間違って他の飛行機に積み込まれてしまい3日後に壊されてガムテープで巻かれた状態で、何の説明もお詫びもなく戻ってきました。着いた先の空港で引き取り手がなく不審荷物扱いとなりこじ開けられたようでした。

  "I'd like you to compensate me for it."   「補償して欲しいです。」

航空会社に伝えました。たいへんな思いをした時の単語・文はその時の記憶とセットとなり絶対に忘れないものです。

日本語と比較すると英語には敬語がないとか、ストレートな言い方になる、などといわれることがありますが実際は相手を気遣ったり、丁寧な表現、遠回しな言い方、など良いコミュニケーションのための言い回しも多々あり、かんじ良く・マナーも良く・フレンドリーな人達はたくさんいます。

ただ何かトラブルがあった時は英語力というよりはむしろ、つたない英語であっても自分の意見をはっきり言う、自分の立場を主張しないとその先、ことが進まないことがよくありました。「沈黙は金」とか「察する文化」は日本独特のものだと海外生活では思い知らされました。


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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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