みなさん、こんにちは!
日本語 講師(こうし)の Yu です。
普段(ふだん)はアニメの演出(ディレクター)をしています。
日本語の 勉強法(べんきょうほう)の 一つとして、アニメや 漫画、ドラマの 会話を
参考(さんこう)にしている 方も 多いと 思います。
勉強を 続ける ために「楽しむ」ことは とても 大事 なので、すごく いいと 思います。
でも、ちょっとだけ 気をつけて ほしいことが あります。
アニメや 漫画などに 出てくる キャラクターの セリフの 中には、リアルな 会話の中では 全く
使われない 言葉も たくさん あるんです。
これは キャラクターの 特性(性別(せいべつ)・職業(しょくぎょう)・年齢(ねんれい)など)を
記号化(きごうか)することで 読者(どくしゃ)に キャラクターの 個性を わかりやすく 伝える ために
使われています。
代表的(だいひょうてき)なものが、高齢(こうれい)のキャラクターが 多く 使用(しよう)する
「わし」「〜じゃ」などですね。
例えば....
「筋斗雲をつかっちゃいかん! 歩くのじゃ!」(『ドラゴンボール』より“亀仙人”)
「どくわけにいくかァ!!! ルフィ!!! わしゃァ“海軍本部”中将じゃ!!!」(『ONE PIECE』より“ガープ“)
などですね。
わたしの 知る 限りでは、リアルな 日常会話(にちじょうかいわ)では、もし 100歳を 超える方と 話しても
このような 言葉を聞くことは ないと 思います ※一部、地方の 方言では あるかも しれません。
こういった言葉(実際(じっさい)には使われていないけれど、漫画やアニメなどの創作物(そうさくぶつ)
の中では違和感のない言葉)を【役割語(やくわりご)】と言います。
役割語の ニュアンスを 理解(りかい)するのは、おそらく とても 難しい(むずかしい)と 思います。
日本語で 日本の 文化に 長年(ながねん)触れる(ふれる)ことで、ようやく 感覚(かんかく)を
つかめる ものでは ないでしょうか。
でも、この感覚を つかめると 漫画や アニメが 何倍(なんばい)も 楽しめると 思います。
初級〜中級者の方には ちょっと 難しいかも しれませんが、
日本語 上級者の方や、興味のある 中級者の方は ぜひ【役割語】をマスターして アニメや 漫画を もっと 楽しんで もらえると 嬉しい です。
わたしで よければ 喜んで 勉強に 協力します ので、お気軽に レッスンでお声がけください ^ ^ /
最後(さいご)まで読んでいただきありがとうございます!
ではまた!
素敵な(すてきな) 一日(いちにち)をお過ごしください。
응답 (0)