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Cafetalk Tutor's Column

pop 講師のコラム

復習をして、復讐する!

2021年5月19日

小学生の娘と英語(英語圏在住なので、娘にとっては国語)の音読をしていたら、海賊のお話の本で、lungeという言葉が出てきました。 

娘が、意味を知らないというので、ケンブリッジのオンライン辞典で検索。 

lungeの意味は、誰かを攻撃するために、突然前に動く。 

これこそ、まさに、うちの子がよくする動きです。 これは、さすがに覚えるかな〜と期待しつつ、それから約5時間後に、予想通り、娘からのおふざけの攻撃が始まりました。 

「ほら、それが、今日、辞典で調べたあの言葉だよ。」とは言ったものの、なんと親子揃って、何という言葉だったか、その頃には、すっかり忘れていました…

人間は、簡単に忘れてしまう生き物です。 

ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスの発表した「エビングハウスの忘却曲線」は、無意味な音節を記憶し、時間とともにどれだけ忘れるかを数値化したものです。

それによりますと、人は何かを学んだ時、

►20分後:覚えた内容の42%を忘れる

►1時間後:覚えた内容の56%を忘れる

►1日後:覚えた内容の74%を忘れる

►1週間後:覚えた内容の77%を忘れる

►1ヶ月後:覚えた内容の79%を忘れる 

となるようです。 

数値で表されると、怖いですね〜。

だからこそ、レッスンを受けて、「あ〜、わかった!」で終わらせず、

① 24時間以内に復習

② もし間違えたら、何度でも、できるまで解いてみる

という作業を繰り返してほしいと思います。

これをしても、また忘れることが多いはずですが、繰り返しすることにより定着していき、算数や数学で解ける問題も多くなっていくと思います。

予習と復習はどちらが大切かとなりますと、予習と復習のどちらも大切です。ただ、時間がなくて予習ができない時があっても、復習はしましょう。

復習をして、解けなかった問題に復讐しましょう! 

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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