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Cafetalk Tutor's Column

pop 講師的專欄

マッハ GO! GO!

2021年5月27日

むかしむかし、まだロンドンに住み始めたばかりの頃、Earl's Court(アールズコート)という駅周辺に住んでおりました。 

部屋は、スタジオフラット(日本でいうワンルーム)で、下の階には、ポーランド人の大家の自宅と店があるようなところでしたが、なかなか居心地がよかった、そして、なにより別の物件を探すのも面倒で、結局3年くらい住んでいたかと思います。 

そこでは、夕方の4時位になると、「ゴォーーーーーッ」という爆音が。

それは、BA(ブリティッシュ エアウェイズ)の、今はなき、超音速旅客機「コンコルド(Concorde) が上空を飛び去っていった音でした。 

アールズコートは、ロンドン中心部より少々南西部に位置し、西ロンドンにあるヒースロー国際空港への飛行機の通り道の一つで、上空を通り過ぎていく飛行機はよく見かけたものですが、このコンコルドの音は別格でした。



コンコルドは、イギリスとフランスが共同開発し、マッハ 2.0時速約2470km!)、すなわち、音の2倍の速さで飛ぶ超音速旅客機でした。 これは、現在、飛行しているジェット旅客機の約2倍の速度です。 ちなみに、マッハ1なら、音速と同じです。

コンコルドは、1960年代に開発が進められ、1976年1月21日から商業利用が開始されましたが、旅客数の減少とコストの上昇から、今から17年以上前の、2003年11月26日に全機退役しています。 

予算上、一度も乗ったこともなかったのに、この日で最後というニュースを耳にした時は、ひとつのアイコニックなものが消えるようで、残念に思った記憶があります。

この超音速旅客機は、座席は100席のみで、すべてファーストクラス、さらにサービスも、コンコルド専用の客室乗務員によって、コンコルド専用の機内食メニューが提供されました。

ロンドンからニューヨークまで、通常の旅客機で移動すると、現在でもおよそ7時間かかりますが、コンコルドは当時、この半分のたった3時間半しかかかりませんでした。

ロンドンから日本までは、約12時間の飛行時間ですので、もし今もコンコルドがあって、日本まで飛んでいたら、6時間くらいで日本に到着できていたのかもしれません。 普通の旅客機では、永遠にロシア上空を飛んでいるように感じる頃です。

そんなに短時間で着くなら、僕も私も!、とならなかったのは、もちろん、コンコルドの航空券の値段が理由でした。

当時のコンコルドの航空券の値段は、通常の航空券の10倍だったそうですので、かなり限られた人向けでしたね。 

こちらのサイトから、コンコルドの機内の写真などをご覧になれますので、ご興味のある方はどうぞ!

https://www.esquire.com/jp/lifestyle/tech/g27502258/concorde-badass-plane-picture-video-impressed/

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專欄文章僅代表作者個人觀點,不代表咖啡滔客的立場。

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