問題や悩みを解決しても、また同じ様な事で悩んでしまう…という方へ
Jun 8, 2021
こんにちはSaoです。
英語が上達しなくてイライラする。何もかも嫌になる
どうしたら良いのか
といった相談を生徒様から受けました。
先日レッスンをしていた際に打ち明けて下さいましたが、勉強方法が間違っているのではといつまでも悩んでしまうとの事。
しかし話を聞いてすぐに、その方の悩みの原因は学習法では無い事が分かりました。
その方は、毎回同じループに陥ってしまっています。
1:単語や文法の意味も「なぜそうなるの?」と、どこか一つ気になるとそこばかり気になってしまい、いつまでも意味や使い方等を調べてしまい、そこに固執してしまう
2:疑問が解決してスッキリしても会話中、勉強したはずのフレーズが出てこなかったり、周りの英語上手な人と比べて落ち込む
3:もっと勉強しなきゃと色々手を付ける
4:1に戻る
というのをひたすら繰り返してしまっていました。
一見学習法が間違っていると思うかもしれませんが、結局原因は過去に起こった些細な出来事でした。
え?過去の出来事が原因で英語学習に悩むの??
と思うかもしれませんが、悩みます。
厳密に言うと、過去の問題や、自分自身が抱えている問題・性格・トラウマなどが、実は根本的な問題で、原因となっている事が多いです。
この生徒様の場合、この方の英語学習の悩みは、その根本的な原因がただ「英語の悩み」として現象化されていただけです。
なので、いくら英語の悩みの部分を解決したとしても、根本的な部分を解決しない限り、この方はいつまでも英語で悩みます。
また同じことで悩むし問題になります。
なので私は、その生徒様にまず自分が英語で悩んでいる事や想いを紙に書きだしてもらいました。
ご存知かと思いますが、頭で悩んで色々考えているうちは、思考がいつまでもグチャグチャで整理がされません。いつまでも考えすぎてネガティブな方へと進んでいってしまいます。
紙に書きだすことで、問題や今自分がどんなことを思っているのか客観視できるので、思考も整理されて行きます。
その後に、書き出した悩みを一つずつ深掘りしていきます。
例えばこの方の場合は、「英語が上達しない」と思っているのが悩みでしたので、なぜ上達しないと思うのか…という理由を書き出して頂きました。
そして更に出てきた理由を深掘りしていく・・・
という事の繰り返しをしていると、だんだんと内側に眠っていたり忘れていた自分の想いや出来事が目覚めてきます。
そうすると、「あぁ…だから悩んでいたのか…」という気づきが出来ます。
そのあとは、その原因を解決するためにはどうしたら良いのかヒアリングしたり更に深掘りしたりと、対処法をお伝えしました。
紙に書き出し、深掘りを行った後の生徒様は、あの負のループを行わなくなりました。
まだ少し気になる単語などもあるそうですが、固執して調べ潰すこともなくなり、自分より英語が出来る人と比べる事もなくなりました。
少し顔も晴れやかになったので良かったです。
Sao
This column was published by the author in their personal capacity.
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