老後は、介護や認知症の問題があります。
これは、おひとり様であろうが、家族持ちであろうが
考えなければいけないことです。
しかし、おひとり様にとって考えるべきポイントは
介護費用ではありません。
介護費用や医療費は
公的な制度として上限負担額が決まっているので、
それほどの負担ではありません。
おひとり様は、一人であるがゆえに、
介護が必要になった時に、
誰かの助けが必要になります。
介護サービスや家事サービスを誰かに頼んだり、
認知症になったら後見人を付けたり、
一人であるがゆえに介護施設に入らなければいけなくなったり。
つまり、誰かに面倒を見てもらう
といったところにお金がかかってくるのです。
家事サービスを頼むと2時間で1万円くらいかかります。
後見人を頼むと、1か月5万円前後かかります。
自分が亡くなった後の事務手続きを頼むと内容に応じて数百万円かかることもあります。
介護施設に10年間はいると4,000万円くらいかかるという計算もあります。
これくらいの金額を用意できる人はよいのですが、
無理~と思う人は、
できる限り健康な状態を維持するしかありません。
これは、年を取ってから慌てて考えても間に合いません。
現役世代の若いうちから
健康管理をしっかりやっておきましょう。
それが一番お金のかからない方法になります。