みなさん、こんにちは。
いつもコラムをご覧いただき、ありがとうございます。
今日は国語の「語彙」についてです。
国語には語彙力が必須ですが、子供に無理に本を読ませたところで
語彙力はアップしません。
では、どうすればいいのでしょうか?
例えば、物語文で「せつない」という言葉が出てきたとします。
そもそも「せつない」気持ちを体験したことのない子供に、この言葉の
意味を説明して理解させるのは難しいことです。
ですので、
1、文脈からどういう状況かを推測してもらう
→ お母さんに会いたいのに会えない時の気持ち。
2、言葉の持つイメージが、「プラス」なのか「マイナス」なのかを判断してもらう
→ 会えない時の気持ちなので、マイナス
3、辞書の意味を調べる
→ 悲しさ、寂しさなどで胸がしめつけられる気持ち
4、同義語を探してみる
→ 悲しい、寂しい
このような流れで言葉を見ていくと、文脈や似たような言葉から、
なんとなくのイメージはつかめると思います。
「せつない」 → お母さんに会えない時の寂しい気持ち
国語の問題を解く場合、「プラス」か「マイナス」のイメージを持てる
ようにするだけでも文章読解が進み、問題を解く上でのカギとなります。
もう一つの例です。
「孤独」という言葉は漢字が得意の子であれば「独」=一人と
意味が推測できますが、小学生にはあまり馴染みのない言葉です。
そこで、イラストで検索をすると、一人ぼっちの様子が出てきます。
イラストなどの画像を用いることで、「孤独」=「一人ぼっち」+マイナスという
言葉の持つ意味が、具体的なイメージとして持てるようになります。
言葉を見て頭でイメージできるようになったものは、定着率も高くなりますので、
ぜひお試しください♪ 四字熟語やことわざなどにも応用できますし、
お子さんも楽しんで語彙を増やせると思います。