いつもの生活に世界のスパイスを。

Cafetalk Tutor's Column

ARI T. 講師のコラム

「イタリア語ペラペラ」までの道のり⓻:毎日アウトプット!(最終回につき長文 ^^;)

2021年7月11日

 

前回、音声をインプットする必要性を書きました。今日は音声によるアウトプットのお話です。

音声によるアウトプット=話すことですから、

「イタリア語ペラペラ」のためにとても、非常に、すっごーく大事です。
最終的にはイタリア語ネイティブのイタリア語標準語を話す人との会話レッスンを積み重ねることが大切です。

 

そうはいっても、
イタリア人と話す機会を毎日持つのはムリ~(T^T)

 

というあなた!

ご安心ください。

会話だけが音声アウトプットではありません。

一日中イタリア語で独り言を言えば良いのです!
v(^0^)v

 

イタリア語のシャワーを浴びる日は、日本語を極力シャットアウトします。

日本語で考える時間を極力減らすためにも、
朝から一日中、逐一自分の行動や思いをイタリア語で言ってみましょう。

 

起きたら Mi sono svegliato/a

歯を磨く前に Adesso mi lavo i denti

磨き終わったら Ho finito di lavarmi i denti または Mi sono lavato/a i denti

顔を洗う前に Adesso mi lavo la faccia

洗い終わったら Mi sono lavato/a la faccia

顔にクリームを塗りながら Mi metto un po’ di crema

コーヒーを入れるときに Mi faccio il caffè

朝食を作るなら Preparo la prima colazione

今朝は何を食べようかな?と迷ったら Ma cosa mangio stamattina?

パンにしようかな、ごはんにしようかな?と迷ったら

Mangio un po’ di pane oppure riso?

いや、やっぱりフルーツにしよう、と思ったら No, invece mangio un po’ di frutta.

冷蔵庫の中にフルーツがあったっけ? Ma c’è qualche frutta nel frigoriferro?

何かフルーツがあったはず Ci deve esser qualche frutta, sì, come no.

あった! Eccola!

と、これを延々と一日中続けるんです。
日本語で考えてから訳すのはNGです!

これでは「イタリア語の神経回路を脳内に構築する」妨げになるからです。
イタリア語で考えてイタリア語を発しましょう。

そのためには上記のような超簡単な、自分の知っている単語ばかり使った短文が良いです。

もちろん、長い文章を言えるに越したことありませんが、「日本語で考えない、イタリア語で考える」ことが重要なのです。
ですから、あなたがどのレベルに居ようとも、
「考えずに口から出てくる」鬼のようにシンプルな短文から始めましょう。

日常の行動や身の回りの物のイタリア語が分からなかったら

Come si dice in italiano? Come spiego in italiano?とイタリア語で言いましょう。

とにかく、何でもかんでもイタリア語でアウトプットするんです。

 

それから、辞書を引いて正解を導き出す。

そうしたら新しく作った文章を何度も繰り返し口に出して、自分の中で完全に消化する。

 

 

これ、すごーくいいですよ!

身の回りの物を見てイタリア語を発する。

体を動かしながらその行動をイタリア語で発する。

日本語を介さないことで、

脳内で物や行動や現象とイタリア語が直接繋がる。

 

前回も書きましたが

イタリア語がペラペラになるということは、

イタリア語をイタリア語で理解して、それにイタリア語で反応することをずーっと繰り替えし行えるという事。

 

日常的に目にすることや日常的な行動がぽろっとイタリア語で出てくるようでなければ、

イタリア語がペラペラにはなりません。

分かりますよね?

自分の日常に関することがするっと口からイタリア語で出てこなければ、

日常以外のことをイタリア語で話せるはずがありません。

ね?

 

つまり、自分の日常に関することが、考えることなくするっとイタリア語で言えるようになることが、

イタリア語ペラペラへの第一歩、とも言えます。

 

イタリア語のシャワーを浴びる日はもちろんですが、

「会社に着くまでやる」

「身支度中だけやる」

「スーパーに行って帰ってくるまでやる」

と区切ってやってもいいと思います。

自分に関係ある語彙しか使いませんよね、それもミソ。

今日から始めて下さい!

次回のイタリア人講師とのイタリア語会話の時に、これまでと違うかも?と気付けるかも。

違いを感じなかったら、また次回まで独り言を続けてみましょう。

 

そして、会話のアウトプットの時は文法を気にしないでじゃんじゃん思いついたイタリア語をアウトプットしましょう!

会話は文法の勉強の時間ではなく、音によるインプットとアウトプットを繰り返し行う時間です。

音によるインプットに瞬間的にその言語で反応しアウトプットする、これが会話です。

ですから会話の時間は「その言語で瞬間的に反応する」ことの訓練に集中したら良いのです。

文法や単語を通じないほど間違えたら、講師が「どういう意味?」と質問してきますよ。

そうしたら、その時初めて立ち止まればいいし、講師に直して貰えばいいんです。

 

イタリア語をイタリア語で理解して、それにイタリア語で反応する

 
読み書きで勉強したイタリア語を実践に移すのです。

 

いままで教科書を使ってルールや体の使い方を学んだスポーツを、フィールドに出て実践で学ぶのと同じです。

最初はぎこちない。

思っていたのと違う。

理論的にはわかっていたけど、実際に対戦相手がいると理論と同じようには動けない。

例えば、それがラグビーだとしましょう。

「理論と違う。それはよくない。理論通りに動くにはどうすべき?」

とフィールドで立ち止まったら、きっとコーチにめちゃくちゃ怒鳴られるでしょう。

あなたもスポーツなら、きっとどうしていいか分からないながらに、チームの動きに着いていくでしょう。

ボールが目の前にきたらキャッチするでしょうし、そのあとどちらに走った方がいいか分からなくても、誰にパスしたら良いかわからなくても、とりあえずは走り出すでしょう。

そして、ボールを奪われて悔しい、ボールをうまく運べて嬉しい、という経験を得て上達していきます。

上達するにはとにかくフィールド上で失敗を恐れずに突き進むしかありません。

 

さて、あなたは教科書に書いてあった理論にこだわって間違いを恐れるあまり、フィールド上でポンコツなプレーヤーになりたいですか?

それとも、どんどんトライ、じゃんじゃん失敗して経験から学び上達するプレーヤー、どちらになりたいですか?

 

最後までお読みいただきありがとうございます♫
★「このコラムの主ってどんな人?」と少しでも興味が沸いたら、プロフィールもご覧いただけたら嬉しいですコチラです

 

★ こちらから「ぜったい音読!」レッスンに飛べます:入門~最上級対象
「私の発音、どうかな?」と不安な方はこちらから「発音クリニック」へどうぞ:入門~最上級対象

「私には何が必要!?」という方こちらから「カウンセリング」ページに飛べます 
    次回ご利用頂けるクーポン進呈中です

 

 

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

お気軽にご質問ください!