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Cafetalk Tutor's Column

Tutor Na 講師のコラム

【中高一貫校向け】大学受験は戦略的に勝つ〜長期的に貯金を作る〜

2021年7月26日

大学受験への下準備は、実は中学受験以降にすでに始まっています。

 

中高一貫校の良さである6年教育を生かして、コツコツ普段から貯金を作っていく方法が、大学受験に向けておすすめです。

 

数学と英語の勉強貯金はコツコツと積み重ねておくと、大学入試直前も普段通りの勉強で済みます。

 

勉強貯金の基本パターンとしては

 

・数学は学校の授業スケジュールより半年ほど先取り。夏休みなど長期休みの際に黄色チャートの例題を解いていく。(例えば1日5題ほどと決めておく。最初の勉強段階では60パーセントほどの理解で構わない。)

 

・英単語は大学入試必須単語の1000語を早いうちから覚える。

 

・英文多読。理想は毎日30分。比較的平易な英文で構わないので読む。わからない箇所は飛ばして構わない。毎日読むことがコツ。しんどい日は時間は減らしても構わない。これを早期から継続できると、大学入試の長文対策に時間を取られなくてすむ。地味だが、後々かなり効果を発揮する。

 

以上の3点が代表的です。

 

 

もちろん、高2あたりまでそんなに勉強していなくて、大学受験直前の一年で猛勉強をして受かるというパターンもあります。

 

ただ、どちらかというとこのパターンは男性の生徒さんに見られやすい印象があります。(もちろん女性の生徒さんでもいらっしゃいますが)

 

このパターンは、短期集中という意味ではとてもいいと思います。

 

特に、体力勝負や勢い勝負のできる男性の生徒さんには、有利な戦い方です。

 

しかし、懸念事項があります。

 

短期型の場合は、大学受験で燃え尽きやすい傾向があります。

 

 

大学受験事態も大学入学がゴールではなく、大学後が本番ですので、理想だけを言えば、(実力入試を受ける前提ですが)少し余力を残しての入学が望ましいです。

 

短期決戦型の場合、それまでの生活スタイルから受験一色のスタイルになるため、反動が大きかったり、ストレスがかかりやすくなってしまいます。

 

そのため、大学入学後に少し伸び悩んでしまったり、留年になる確率が高くなったりします。

 

噂ではありますが、私も大学時代、学内の(あくまで)噂ではありましたが、三分の一は留年と、まことしやかにささやかれていました。

 

あまりにもストレスが受験の時にかかりすぎてしまうと、やっぱり急に弾けてしまって、遊んでしまったり、また元に戻るのに時間がかかる様子も、間近で見てきました。

 

せっかく入試を乗り越えても、そうなってしまうと少しもったいない気もします。

 

もし、比較的余裕があるスケジュールなら、上手に勉強貯金を作っていきましょう。

 

長期休みに入るので、上手に貯金を作っていってください。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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