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【中高一貫校向け】中学受験の算数と大学受験に向けての数学は別物と思った方がいい②

Воскресенье, 29 Август 2021 r. 00:00

中学受験の算数と大学受験の数学について、

 

先日

 

【中高一貫校向け】中学受験の算数と大学受験に向けての数学は別物と思った方がいい①

という記事を書かせていただきました。

 

今日は中学受験の算数と大学受験の数学の違いとして、もう一つ大きな論点があるので、それを書いていきたいと思います。

 

勉強する際に、特に生徒さんは、その違いを踏まえた上で勉強すると、もしかすると何も知らない状態で勉強するより、自分なりの作戦を持ってもらった上で大学受験数学に挑んでもらえるのではないかなと。

 

この前も、チラッと書きましたが、

 

中学受験の算数と大学受験の数学の大きな違いのもう一つは、問題・論点の相互関連性の大きさの程度です。

 

中学受験の算数は、こなさないといけない課題にあまり関連性がありません。

 

そのため、多少、学習の際に勉強の順番が前後しても、特に問題がありません。

 

もちろん、繋がりのある単元もあります。

 

しかし、関連性があると言えども、聞かれている内容にそこまで深さがないので、別の単元の話が出てきたとしても、(きちんと説明してもらえさえすれば)理解できます。

 

問題も何回か練習すれば、ご自分でも解ける程度の難易度です。

 

そのため、中学受験算数の基本問題に関しては、時間さえある程度確保できれば、(やっつけ的な表現にはなってしまいますが)ある程度カバーできます。

 

それに対し、

 

大学受験数学は、基礎問題といえども一筋縄ではいきません。

 

やっつけ仕事では歯が立たないのです。

 

一度、積み残しの単元を作ってしまうと、高確率で苦戦します。

 

なぜなら、問題・論点の相互関連性がかなり高いからです。

 

具体的に言うと、

 

大学受験までに文系であっても数学ⅡB、理系であれば数学ⅢCまで必要ですが、

 

数学ⅠA・数学ⅡB・数学ⅢCそれぞれ積み重ね方式で知識を蓄えていく構造になっています。

 

特に数学ⅡB・数学ⅢCあたりになってくると、一つ前の単元で習ったことを、今の問題で即時に使っていくということがほとんどです。

 

もちろん数学ⅠAでは「場合の数」など独立項目もありますが、原則数学1Aで習う計算処理の仕方は数学ⅡB以降に引き継がれます。

 

そして、それぞれの基礎単元でも、中学受験の問題とは別個の初めてみるものがほとんどになります。

 

それなりに、一つ一つの単元の習得に時間を要します。

 

そのため、大学受験にむけた数学は、いったん知識がかけて、連続性がなくなってしまった場合、その次の単元以降の習得に大きく響いてしまうということです。

 

コツコツその単元を一つずつ積み上げていく勉強の仕方をとれるかが、数学の得意・不得意を大きく左右すると言っても過言ではないでしょう。

 

中学受験算数では、少し苦手な分野があっても、それを後回しにしてしまってもなんとかなるところがあります。

 

しかし、大学受験数学に関しては、それが難しい傾向にあります。

 

今習得しないといけない単元を習得できなかった場合、その単元が疎かになるだけでなく、その単元に関連する次に習う単元まで習得が難しくなってしまう、、、という悪循環に陥りやすいのです。

 

後から、つまづいた箇所を習得しようとしても、その時にはその分野を基礎にして積み上げている分野まで積み残しになってしまっているのです。

 

そして、いったん積み残しが出ると、どんどん雪だるまのようにその積み残しが大きくなっていく、、、、

 

しかも、戻って理解するにもかなりの時間を要する、、、

 

その現実を直視するのが嫌で、さらに後回し、、、、

 

そして、受験直前期にその事実と向き合わざるを得なくなり、愕然とする、、、

 

というパターンになりがちです。

 

大学受験での数学は、一番時間がかかり、後回しにすると後で大変な思いをする科目です。

 

難関大学に現役で合格できるかの分かれ目の科目でもあります。

 

中高一貫校であれば、学校によっても進路は異なりますが、おおよそ中学2年の2学期の中間考査あたりから、完全に中学受験の知識とは全く異なる大学受験数学の勉強に切り替わっていきます。

 

中学受験の貯金で乗り切っていたものが、中高一貫校の中2(早いところであれば中1)あたりの秋以降、完全に使えなくなってきてしまいます。

 

大学受験に向けての数学の勉強の仕方をこの時期までに確立できていないと、この後どんどん負の遺産を膨らませてしまうことになります。

 

中高一貫校に入っての中学2年生までの時期は、中学2年生以降に本格的に学ぶ数学に対応できるための準備期間として過ごせるのが理想です。

 

大学受験の数学は、前に習った知識を、今習った単元ですぐ使えるように訓練する、その繰り返しです。

 

逆に言うと、その勉強システムを自分の中で作り上げることができると、淡々と勉強を積み重ね、数学の実力をつけていくことができます。

 

早いうちにそのシステムを自分の中に確立できれば、数学を武器にできます。

 

ある地点から、大学受験の数学は中学受験の算数とは全く別物になっていきます。

 

大学受験での数学受験の勉強法を早めに確立していきましょう。

 

 


 

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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