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Cafetalk Tutor's Column

caoli 講師的專欄

疲れ果てて小説しか読めない

每週主題: If you could go back in time, when would it be?

2021年9月13日

別に過去に戻りたくはないですが、
いつも「後悔していること」「やっておけば良かったと思うこと」はありますか?と言う話題になった時に私が思うのは、
大学時代に休学して英語圏か中国に語学留学しておけば良かったかな、と言うこと。です。

当時は韓国に住んでいたので、一刻も早く大学を卒業したかったし、更に留学するとなるとお金もかかるので結局実行しなかったのですが(大学の単位にもなって、お金もほぼ大学持ちだったのでタイには行った。そしてタイ語は全然身に付かなかった。いつかタイ語リベンジしたい。)
今思えばお金なんて親に土下座して借りて、とりあえず行ってしまえば良かったなと思います。

でもその後ロシアに어학연수に行けたし(それも2回も)、英語圏と中国留学はまだ諦めていないので、
コロナ後に実行したいです。

<小説しか読めない話>
6年前からオンラインの仕事ばかりしてきて、テレワークを誰よりも先に実践していたつもりでしたが、
ここへ来て対面の仕事が増え、時代に逆行しています。

我が家から東京に行くのは時間がかかりますが、
私が乗る時間帯はいつも電車ガラガラ&幸いどの職場に行くにも乗り換えがないので、読書と映画鑑賞が捗りすぎてとんでもないことになっています。
(ただし精神的疲労から小難しい本を読む気になれず、小説(とエッセイ)しか読めない)

以下、ここ最近読んだ本と映画たちを紹介します。
 
パク・サンヨン『大都会の愛し方』
どんな本か全く知らない状態で図書館で借りたら、今韓国で流行りのクィア文学というやつでした。
ゲイの「俺」と元カレたち、親友とのあれこれ。途中「あ、これ多分著者の自伝的小説なんだ」と気付いてから、恥ずかしさでいたたまれなくなりました。「他人の黒歴史を見るのが好き」という方にオススメ。

佐々木典士『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』
この著者、韓国のドキュメンタリー番組で取り上げられていたので読んでみた。著者がミニマリストになるまで&なってからを書いた本。この人、5年前にも韓国のドキュに出てて、去年も出てるんですが、5年前と去年で韓国人のコメントの様相が結構違うのでコメントを見るのも面白い。youtubeで미리말리스트で検索してみてください。

津村記久子『この世にたやすい仕事はない』
テンション低めの主人公♀が変わった職を転々とする話。森の管理人とかバスのアナウンスの文面を考える仕事とか。私の好きな小説『オテルモル』(←これもテンション低い主人公が変わった仕事を始める)に雰囲気が似ていて面白かった。

小路幸也『キシャツー』
北海道の田舎の高校生と、突然現れた東京から来た高校生のひと夏の冒険(?)。青春。「キシャツー」とは「汽車通学」のこと。(北海道ではJRのことを今でも「汽車」と呼ぶ)
 
よしもとばなな『なんくるない』
よしもとばななの小説は、喪失感に溢れた主人公♀が、シンプルに強く生きている人たちと出会って再生されていく話が多いので、 癒やされます。

宮崎伸治『出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記』
出版社と翻訳家のトラブルの軌跡の暴露本。私の周りで本を出版したことがある人たちからも、出版社の対応は・・・・・・・だって話はよく聞くので、読んでいて終始「あーーーね」でした。とりえあず「出版翻訳家になんてなるもんじゃない」ということがとてもよくわかりました。
ただ、この著者の人間性にもかなり問題があると思われるので、普通はこんなにこじれないのかも。

辛島デイビッド『文芸ピープル』
アメリカとイギリスでの最近の日本文学の翻訳状況について。女性作家が注目されていてすごく需要があるんだとか。アメリカとイギリスでは『コンビニ人間』が大ヒットした模様。

<アマプラのおかげで通勤電車が映画館になった>

『血筋』
日本で育った朝鮮族の青年が、幼いときに生き別れた父親と韓国で再会するドキュメンタリー映画。
とりあえず親父がクソ。親父と青年の言い争いを見ていると、日韓関係がうまくいかないのもこういうことだよね、と ふと思わされる。親父は自分の考え方が「絶対」で、違う考え方の青年は「間違っている」から「自分が正してあげなきゃいけない」と決めつける。青年は親父の話をちゃんと聞いて理解してあげたいとは思うけど、親父の考え方が明後日の方向向いてて訳わからなすぎて、無理。 という。

『シェフ:三ツ星フードトラックはじめました』
シェフが有名レストランをやめて、本当に自分が作りたい料理を作るためにフードトラックを始めて全米を旅する。 キューバサンドというよく分からないサンドが死ぬほど美味しそう。癒やされる。

『アバウト・タイム〜愛おしい時間について』
タイムトラベルができる主人公の話。こういう設定あんまり好きじゃないんですが、なんとなく見てたら意外と楽しかった。最近欧米の映像物を見てるとすごく癒やされるし楽しい。 

 ものすごい勢いで読んで見まくってるので、図書館とアマプラがなかったら本と映画代で多分破産してます。

專欄文章僅代表作者個人觀點,不代表咖啡滔客的立場。

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