中国語母語話者(一部韓国語母語話者)の日本語 と 日本人の日本語 発音の違い
Freitag, 22. Oktober 2021, 14:35
中国語の話し方と日本語の話し方は、違います。
中国語母語話者が日本語を話すときの特徴は、アクセントが強いことです。
中国語母語話者が中国語を話すときは、中国語の話し方で当然OKです。
しかし、日本語を話すときは、日本語の話し方で日本語を話しましょう。
違いを知っているだけで、上達速度がかなり違います。
日本語を聞くだけ、話すだけでは上手になりません。
大事なことは、違いをわかって、違いを意識して、何度も何度も練習することです。
違いと日本語の話し方を説明します
違い
中国語母語話者➡口の開け方が大きい➡アクセントが強い、声が大きい➡日本語に向
かない
日本人➡口の開け方が小さい➡アクセント弱い、声が小さい
アドバイス1
「あいうえお」の「い」の形で、日本人は日本語を話します。
笑顔を多くすると「い」の口で話せるようになります。
日本人が写真を撮るとき、写真を撮る人は「はい、チーズ」と言います。
写真を取られる人は「チーズ」と言います。そして笑顔になります。
このとき、「チーズ」の「チ」は、「あいうえお」の「い」の形になります。
「い」の形の口にすると笑顔になります。
逆に言えば
笑顔を増やす➡「い」の形の口になる➡口が小さく開く➡アクセントが弱くなる、声
が小さくなる➡日本人の日本語に近くなる
口の中に指1本入れるぐらいの開け方で普通は十分です。
以前日本語をYou Tubeで教えている先生が、「あ」のときは、指3本を口に入れ
ますと説明して驚いたことがあります。
「わぁ~、きゃ~、あ~」など驚いたときなどは、口の大きさは、指2~3本入
るくらいです。
注意
あいうえお あ段 い段 う段 え段 お段➡い い段だけ少し発音が違います
アドバイス2
か行(かきくけこ) が行、た行、だ行、ば行、や行などはもともと強いアクセント
なので、意識して弱く発音しましょう。(これが難しいです)
「私がやります」などの助詞の「が」は、普通の「がぎぐげご」と少し違いますので
注意が必要です。
助詞の「が」の練習
が➡んが➡んが➡が➡私が➡私がやります
が の前に ん を付けて、その後 ん を非常に弱く発音します。
これは、かなり難しく、時間がかかります。
話しながら説明するとよくわかりますが、文で説明していますので難しいと思いま
す。すみません。
ヒント3
スラッシュリーディング➡ 日本人、外国人すべてに言えることです
これは日本人のアナウンサーの勉強法と聞いています。
私は、きれいな日本語が話せないので、もっと日本語の練習をしよう。
これをスラッシュリーディングで読み、話します、アウトプットします。
私は きれいな 日本語が 話せないので もっと 日本語の 練習を しよう
この時、切れ目の前の赤い文字のイントネーションを下げます。
(弱くするともっといい)
切る所
助詞や意味で文を切りますが、最初は多く切ります。慣れてきたらスラッシュ(切る
所)を減らします。
日本人の場合は、上の文では1~2度切るくらいです。
一度に全部やると難しいです。少しずつやりましょう。必ずきれいな日本語が話せる
ようになります。
韓国語母語話者は、アクセントは大丈夫です。
韓国語母語話者が発音で苦労するのは
つ➡ちゅ ぜ➡じぇ です。 つ ぜ はハングルにないためです。
この場合は、舌の位置の違いです。
つ➡舌が上顎の歯茎に付きます(歯にも付く)
ちゅ➡上顎の歯茎に付く舌が、少し喉の方に行っています。少し手前に出すとすぐ直
ります。ほんの少しです。舌が上顎に付く位置は微妙に違います。
じぇ➡ つ のときと同じですが、ぜ は、舌が上顎に付いていません。
(摩擦音の為)
発音はすぐにはよくなりません。
でも違いを意識して練習すると早く上達します。
文で説明したので分かりにくいと思います。すみませんでした。
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