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Cafetalk Tutor's Column

Rubrica di Keiko Davy

今までで一番うれしかった誉め言葉

Weekly Topic: The Best Compliment You Have Ever Received

Nov 17, 2021


カフェトークの皆さん、こんにちは。タイ在住、2年目を迎えた英語・日本語のバイリンガル講師、Keiko Davyです。今日は今週のコラムのテーマ「今までで一番うれしかった誉め言葉」というのに合わせてコラムを書いてみることにしました。

自分にとっての一番の褒め言葉って結構難しいですよね。言ってみれば生徒さんから頂く口コミも誉め言葉みたいなものですから。そんな中から思いつくのは、約15年前に、日本語を教えていたある女の子から「私、先生のように生きたいわ」って言われたことです。

彼女は私がオーストラリアで教えていた時の日本語を勉強している生徒でした。十年生(高校1年生)の時にスピーチコンテストで優勝して、その結果2週間日本で滞在できるという賞を勝ち取りました。その滞在を終えて帰ってきた時に言われた言葉でした。15歳の多感な女の子が文化も言葉も違う日本で様々なことを体験し色々と感じて帰ってきたのでしょう。「言葉も文化も違う外国で暮らして生活している先生はスゴイ。私も先生のように生きてみたいわ」と言うのです。

私は先生でいるというのは、ただ教科の内容を教えるだけには過ぎないと思っています。自分の知っている知識を生徒さんに伝えるだけでなく、生き方や物事へのアプローチの仕方などを見せたり、生徒さんにインスピレーションを与えていくのも先生の仕事の一つだと思っています。また、口ばかりで「こうしなさい」「ああしなさい」とばかり言うのではなく、自分が見本になれる生き方をしなくてはいけないなって思います。なので、こういう一言をもらうと、「あ、この人の人生に何らかの影響を与えられた」と私的には思えて、すごくうれしいです。こんな風に思える瞬間っていうのは、私は先生として本当に宝だな~って思います!

その彼女ですが、オーストラリアの大学でPhysiotherapy(物理理学療法)の勉強を終わらせた後、アメリカへ渡ってワシントン州で働いています。外国で生活する、働く、ということを選択したのは彼女らしいですね!そこからまたたくさんのことを学び続けていってくれてると思います。

恐らく累計では何千人もの生徒たちにオーストラリアで日本語を教えてきたはずです。1、2年で勉強をやめてしまう子もいれば、高校卒業まで頑張った生徒、大学へ行ってからも日本語頑張った子、など様々ですが、そんな生徒たちがどこかでまだ日本や日本語とのつながりがあると分かるとやはり嬉しいものですね。特にFBで見ていると、ALTで日本へ行った子やらインターンで日本へ行った子、大学に入りなおしてまた日本語やっている子、また日本旅行へ出かけている子、などなど見れて、私は本当にほほえましく思います!

今はカフェトークでは英語を中心に日本人の方に英語を教えていますが、こんな風に少しでも生徒さんの人生に影響を与えられていたら嬉しいと本当に思います!

ちなみに投稿で使った言葉は、先生の仕事の大切な部分だって私は思います。学ぶことで生徒さんは何か新しいものを常に発見し続けていくんですものね。Mark Van Dorenはアメリカの詩人・作家で、コロンビア大学の教授でもあった人です。

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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