お疲れ様です、Yoshiです。
Yoshiが生徒さんに必ずお願いしているライティング課題、「メタ認知ライティング」。今回のコラムでは、生徒さんが実際に提出されているものの中からいくつか、Yoshiが「これはよくできてる!」と思ったお手本を紹介します!いや、本当にめちゃくちゃみなさん勉強されてるんですよ。ではさっそく。
①和訳のニュアンスを考えて語彙が広がる生徒さん
こちらの生徒さんは英会話は流暢にできる方ですが、さらに英語のレベルアップのためにメタ認知ライティングを継続されています。この提出内容で「イイ!」と思ったところは、「☆2」の「教える」のニュアンスを深く振り返りをされた点です。
生徒さんが伝えたかったのは「同僚が私に仕事内容を教えてくれた」という文。この場合の「教えた」は英語で「teach」で良いのか?という疑問点が振り返りの起点でした。確かに、「教える」と辞書で調べると間違いなく「teach」が一番最初に出てきますが、こちらの生徒さんは「teach」には「学校などで”教え込まれる”というニュアンスがあるのでは?」と考え、他の語彙も調べていました。
その結果、「initiate」や「instruct」など、細かいニュアンスが異なる語彙をご自分で確認され、さらに理解が深まりましたね。
ただし、「教え込む」というニュアンスがなくても「教える」=「teach」で実際の会話ではよく使われるので、その点はオンラインレッスンでしっかりとお伝えしました。
これがまさに「独学の課題+オンラインレッスン」の理想形の学びです。
自分で疑問点をたくさん見つけ、自分で調べ、それでも解決しないものはオンラインレッスンで確実に解消し、さらにレッスンで磨きをかける。これを続ければ、英語はどんどん伸びていくはずです!これからも期待しています!
②昨日の自分よりできたかを自覚できる生徒さん
続いてこちらの提出内容。
注目すべきは右下の振り返りの「よかったこと」で「前にinterestedとinterestingを間違えたと思うが、今日は使えた」と自分の成長を自分で認識できるようになってきたところ。
これ、めちゃくちゃ重要です。
このように自分の英語を自分で認識できる能力のことを「メタ認知能力」というのですが、まさに「メタ認知能力」が高まってきていることがわかります。
英語に限らず、自分の現状を把握できる能力は非常に重要です。ただ何も考えずに練習するよりも、自分の英語はどこが弱いのか、どうすれば上達するのかを意識するなど、「メタ認知能力」を高めていくことで英語学習の効率は爆上げします。
ただ英会話をやる、ただ文法問題をやるなど、思考停止状態で英語の勉強をしてもなかなか伸びないんですよね。常に「自分の英語はどうか?」と考える習慣を身につけたいところです。その点において、こちらの生徒さんは非常に優秀です。「sのつけ忘れをなくすこと」など、次回気をつけることもきっちり書けてますからね。これからも継続してほしい生徒さんです。
③単語を日本語を介さずにまとめる生徒さん
こちらの生徒さんは単語調べにイラストを書いている点が素晴らしいです。
英単語を覚える際には「日本語+英語」のセットで覚える方がほとんどかと思いますが、実は無理のない程度に「イラスト+英語」のセットを使うのもおすすめなんです。
なぜかというと、日本語を使わずに英語を覚えられるからです。
子供が日本語を覚えるときは、こんな風にイラスト入りのドリルが使われますよね?
これは応用言語学の観点からいうと、ただ楽しげに見えるだけでなく、「イラスト」と「文字」を結びつけることでより記憶に定着させやすくするという効果があります。
これが日本人が日本語を勉強する場合はこれで良いのですが、日本人が英語を第二言語として勉強するためにはどうしても母国語を介さなければいけません。その結果、単語系の教材を買って、英語と日本語の文字同士の情報を結びつけがちです。
この方法には大きな問題はないのですが、デメリットが1つあります。
それは、文字同士(母国語と第二言語)の情報の結びつきだけだとどうしても忘れやすいという点。英単語、みなさん忘れますよね?(笑)自分もよく忘れます。
ここで、「イラスト」というもう1つの視覚情報を結びつけておくことで、より忘れにくくなるという効果が期待できます。文字情報の結びつきが切れてしまっても、もう1つの結びつきがあればより定着する、というわけですね。
もちろん、英単語全てをイラストで覚えるのは現実的ではありません。Yoshiオリジナル課題の「メタ認知ライティング」で気になった英単語をいくつかイラストで気分転換がてら書いてみる、程度で十分かと思います。効率的に覚えるための作業なのに、イラストを描きすぎて時間を浪費してしまっては本末転倒です。
●●●終わりに●●●
というわけで、今回のコラムは生徒さんの提出課題のお手本の紹介でした!
これからも、お手本にふさわしいと思った内容はどんどん紹介していきますよ〜。他人のいいところはどんどん盗んで自分のものにしていきましょうね!
Yoshi流オリジナル課題、「メタ認知ライティング」はなんと合計提出回数が150回を突破しました!みなさん独学&レッスンでどんどん英語が上達しています!あなたも毎日楽しく続けられる「メタ認知ライティング」、やってみませんか?
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それでは!