突然ですが、みなさんに質問です。
「料理と化学に共通するもの」は何でしょうか?
「料理は化学だよ!」
と私の友達の母がよく言っていました。
当時、化学はできるのに料理ができない私は、
ションボリしながら聞いていました。
最近、少しずつ料理するようになってその意味がわかってきました。
答えは、「比」を使うということです。
例えば、親子丼のレシピを参考にしましょう。
と、書いてありました。
では、2人分作るときはどうしますか?
大体2倍すれば、2人分の目安量は計算できますね。
では、3人分、4人分はどうやって計算しますか?
味のバランスは調味料の比で決まります。
レシピを見ない方でも、「だいたいこのくらいだな」という感覚は持っています。
化学もそれと全く同じです。
例えば、中学の理科(1分野)の水の電気分解で説明しましょう。
水を電気分解すると、
酸素と水素は1:2の体積比で生成します。
酸素が5mLできたら、水素は10mLできるということです。
では、もっと時間をかけて分解して、
酸素が10mLできたら、水素は何mLできますか?
化学では、「決まった比」になるので、
比が計算できれば全く怖くないです。
「何かよくわからない公式を使う」と考えるから難しいイメージが付いてしまうのかもしれません。
中身は単なる比の計算です。
どうですか?そういわれると簡単そうな気がしませんか?