日英バイリンガル講師のスティーブン 孝之 シャレットです。
カフェトークで講師を始めて、約3ヶ月半が過ぎました。
200回のレッスンを達成することができ、改めて、生徒の皆様、カフェトークの運営の皆様に、
この場を借りて、心より感謝申し上げます。
今日は、一人になりたい時のお気に入りの隠れ場、自宅の防音室(防音室のコラムはこちら)から
コラムをお届けいたします。
レッスン200回を突破!の今、思うこと
今年の4月から音大で1クラス25名程のクラスを教えています。つまり、1対25です。これは仕方がない事ですが、25人もいれば様々なレベルの生徒さんがいますので、どこかに基準を置かなければなりません。生徒さんによっては、物足りない、逆に、難しくてついていけない、という事態も、もちろん起こり得ます。授業の内容も、ある程度カリキュラムに沿って行わなければ、この人数になると管理が追いつきません。そのような条件下で、生徒さん皆のモチベーションを向上させ、細かな目配りをしていく大変さがある一方で、同志(ライバル)がいる、という環境は、お互いを切磋琢磨するという効果もあると感じています。現在の私の英語講師としての課題の一つは、大人数であるからこそ実現できる授業を考え抜く事です。(講師も日日是成長です。)
さて、カフェトークに話を戻しますが、カフェトークのレッスンは、基本的に1対1です。先程のクラスの話と比較しますが、完全にマンツーマンで教えることができるので、個々の生徒さんのレベルやニーズに応じて丁寧に対応することができます。これは、(大学でクラス形式の経験を踏んだ今だからこそ思いますが、) 大変に可能性に溢れた形式です。もし私が生徒なら、講師の力を最大限に借りて、様々なチャレンジをすると思います。
私は、日本の義務教育を受けた方であれば、皆さんある程度の英語の知識はしっかり持っていると思っています。それを運用する練習(特にスピーキング!)が、学校教育内で圧倒的に足りていない事実は無視できませんが、(高等教育を含めると) 6年間が全く無駄な時間であるとは思いません。そして、学校教育で基礎を積み、そこから解き放たれた今であるからこそ、もっと自由に英語を楽しんでみて欲しいと思います。英語を学ぶ、から、英語で(好きなことを)学ぶ。英語の上達に近道があるとすれば、これに尽きると思います。私と一緒に楽しく英語を使いましょう。
と、その一方で、他の人と比較しないという環境は、時には刺激が少なく、上達のペースが測りづらいという、英語あるある事態?! にも繋がるのかと思います。
よく、「英語がなかなか上達しない」と嘆く生徒さんがいらっしゃいますが、講師から見ると、全くそんなことはないケースが多々あります。(日本は謙遜の文化が濃厚なので、どこまで本気で思っているかは別としますが…) では客観的にご自身の実力を知るにはどうしたらいいのか、最後に私からの提案です。
-基本中の基本ですが「上達しない」という思い込みをまずはやめる。
どのレベルであっても、胸を張って自信を持って英語を話していいのです。初めから第二言語をペラペラ話せる人などいません。人は無意識に自分がなりたい像に向かって、成っていきます。英語を話している自分の自己イメージを高く持ちましょう。
-過去の自分と比較してみる。
私のレッスンは個人使用の範囲において録画を許可しています。その時の復習にも使えますし、長く継続している方は、半年前の自分と今の自分を、是非、見比べてみて下さい。これが何よりの証拠です。
-TOEICや英検といった検定試験を尺度にする。
これも実際、有効です。私は、当人の実力以上の結果を出させる、いわゆる試験の為のテクニック等を教えることを専門にはしませんが、英語の実力をはかる目安としては、大いに活用すべきだと考えています。試験によって、主要な用途が異なりますので、生徒さんの目的、目標に応じて、適切な検定試験に向けたレッスンの提案をさせていただくことがあります。
-他の講師や、英語を話す友達や知り合いと話をして変化を感じてみる。
私以外の講師(この点においてもカフェトークは最高のプラットフォームです)や、もし友達や知り合いに英語を話す人がいれば、どんどん英語で話してみて欲しいと思います。ひとくちに英語と言っても国や地域によってイントネーション、発音、言い回し、文化、話者の個性も異なります。色んな英語に触れることで、気が付く事が多々あるかと思います。様々な背景を持った人々と英会話の経験をたくさん積むことで、ずっと聞き取りづらいなあ、と思っていた人の英語がある日、「あれ?すっと理解できるようになった!」という現象が起きるかと思いますよ。
長文になりましたが、キャンペーンのご案内です。
200回レッスン達成を記念して、継続学習者様、新規生徒様に向けた特別キャンペーンを実施します。これまでに継続して学習して頂いた、これから継続される生徒さんを対象にしています。概要はこちらから→キャンペーン情報
英語学習に絶対必要なことNo.1は継続です。アメリカで育った、ネイティブの私ですら、日本に来てから、英語を忘れないよう日々の生活の中で英語を使う機会を設けるようにしています。私にとって英語は、「(母)国語」ですが、もちろん、まだまだ知らない単語もたくさんあります。どの国の方にも言えると思いますが、母国語ですら、追究すれば、未知なる発見や気付きに遭遇するものではないでしょうか。そういう意味では、語学の学習には終わりはないのかもしれません。
最後までお読み頂きありがとうございました。
レッスンで皆様とお会いできるのを楽しみにしています!
Thank you!
スティーブン 孝之 シャレット