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Cafetalk Tutor's Column

Chef Suzuki 講師的專欄

生まれは横浜・・ナポリタン【料理こぼれ話】

2022年6月22日

こんにちは。
後悔を先に立たせて後から見れば・・・杖を突いたり転んだり・・・。
毎日毎日・・・後悔しているシェフ・スズキです。

一度は食べた事のある”ナポリタンスパゲッティ”。
え~食べたことがないんですか?。
では・・・ご説明いたしましょう。

エヘン・・・・
1554年、トマトはスペイン経由でイタリアナポリ港に到着しました。
トマトソースのパスタは18世紀にはナポリに存在。

明治期、フランス料理として・・・
スパゲッティ・ナポリテーヌが日本の洋食メニューに登場。
ですが、マカロニを使用していました。

戦前には”イタリアン”とか”ナポリタン”を掲げた洋食メニューが沢山ありました。
老舗洋食店”煉瓦亭”には、”イタリアン”と呼ばれるメニューが有ったとか・・・。

横浜ホテルニューグランドの1934年度メニューに
”Spaghetti Napolitaine”があります。
が・・・違うんです。

第二次世界大戦
缶のスパゲッティがアメリカ軍隊食に起用されました。
”コシ”の無い缶パスタです。
この缶でアメリカ軍の方々は”柔らかいパスタ”に慣れたようで・・・・。
また、ケチャップ味を好んだようです。
その当時・・・
本国アメリカでは”スパゲッティ・ウイズ・ミートボール”なるものが好まれておりました。
アメリカ独自のパスタ時代到来です。

余談ですが、1975年にカナダ・オタワに到着したシェフ・スズキです。
英会話ゼロで食べるのは缶のトマトパスタとマクドナルドのビック・マック。
町場の食堂でコーラも理解されずに・・・
アパートで食べる缶パスタ。毎日毎日食べていると・・・・
美味しく感じるんです。で・・・
今も時々スーパーで缶パスタを買い、自宅で食べています)。


さて・・・
戦後の横浜ニューグランドホテルに生まれた”ナポリタン”にはケチャップは使用されていません。
では・・どこが、今のケチャップ・ナポリタンをメニューに記載したのか?。

多分ですが・・・
横浜・野毛の”センターグリル”ではないかと・・・・考えます。
この洋食屋さん、今でも健在ですよね。

昭和のナポリタン・レシピ・スズキ風をご紹介いたします。
スライス玉ねぎ+スライスピーマン+缶のスライスマッシュルーム+ソーセージをバターで炒めます。
パスタ麺は前日に湯がき、サラダオイルをパスタに塗り込んでから冷蔵庫で保存します。
(アルデンテ・Al Dente ・固ゆでパスタはダメです)。
パスタの具材は少なめで、パスタ麺を多めに・・・
ケチャップだけなら・・・パスタを加えて炒めてから・・・
ケチャップ+トマトソースならパスタを加えて炒めてから・・・???同じでは?。
塩胡椒の味付けは弱めにしてください。
理由ですか?・・・タバスコとパルメザンチーズを”ドバドバ”と加えるからです。
タバスコとチーズの無いナポリタンは・・・まるで・・・???例えが思い浮かばないです。

日本人は麺類が大好きです。
基本をマスターしておけば・・・幾らでも応用が出来ます。
外食や中食に+手作り料理も貴方の人生に加えませんか?。

シェフ・スズキ

專欄文章僅代表作者個人觀點,不代表咖啡滔客的立場。

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