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Cafetalk Tutor's Column

Toria 강사 칼럼

海底の石、夏の恋を知った…わたし⑥

2022년 8월 3일

簿記3級・珠算3級に何とか合格し
わたしは意気揚々と、夏休みに入った。

”その夏”
わたしには密かな計画があった!

学校で禁止されているアルバイトをする事。

当時、わたしは親からお小遣いを貰っていなかった。
日々のお昼代と交通費、その中で少しばかり余るお金が
わたしが自由に使えるもの。

1980年代、まだワープロや英文タイプライターが花形の時代。
わたしは勉強のために、ワープロとタイプライターが欲しくて
家から徒歩5分の遊園地でアルバイトをする事にした。

学校では禁止
人生初めてのアルバイト

その、何だか危険な響きにワクワクした。

しかし、本当の危険はそこから先だった!

遊園地でのアルバイトは、わたしと同じような年齢の学生や契約社員が多く
活気があり、学校のサークルのような楽しさがあった。
日給はとてつもなく安かったけれど
一日一日仕事をこなしていくと、日給が少しずつアップしていく。
”働いてお金をいただく”
その初めての体験に、やりがいと充実感で一杯だった。

そして、わたしをアルバイトによりいっそう駆り立てたのが
遊園地内の売店をとりまとめる、店長の存在。

学校と言うフィールドしから知らないわたしにとって
先生や同級生以外で
初めて意識した男性(ひと)。

「たぶん、高校時代このひと
不良だっただろうな…」
そう想える、危険な感じ。
それなのに、妙に律儀で真面目で、優しくて。
気が付けば、そんな危険な香りがする店長に
恋をしていた。

とにかく、傍で一緒に働ければいい…それだけだった。

楽しくて・楽しくて・楽しくて…

そして、夏休みが終わろうとしていた。

あぁぁぁぁ ヽ(○≧ω≦)ノ━─━─━!!!!!

大量の簿記ワークブックの宿題を
わたしは1ページも
やっていなかった!!!!

これまでの学生時代、夏休み最後の3日間で
父親を動員して
やってきた夏休みの宿題→自慢して言える事ではない!
(よい子のみんなは、真似をしちゃいけないよ!)

しかし! この夏は
その父も動員不可!

宿題の提出期限は、夏休み明けの登校日から3日後。

わたしは、あろうことか
落ちこぼれ仲間の3人の友人を動員し
ワークブックの中身を埋めていった。

どう見たって、字が違う(꒪ཫ꒪; )ヤバ

しかし「やってません!」とは言うわけにはいかず 
暴挙と知りつつも、突っ走るしかなかった。

当然~、担任にはバレバレ、大バレ~
バイトしていた事もバレていた。

特に、お咎めはなかったが
夏休み明けのテストでは、勉強を怠けていた結果が見事に点数に現れた。

これから秋に向かって、簿記と珠算の2級を絶対合格しなければならない。
そして、今後の進路に関わるクラス分けを考えると
ここから、すこしでも良い成績を残さねば…。

夏の恋の代償は…大きかったε-(ーдー)

アルバイト先の店長への恋心を残しながらも
わたしは、また
石から獅子への道を、歩き始めた…続きを読む
松本英子「Squall」(1999)

高校時代の受験期、頭が良い親友の子が言っていたんです。
「恋と勉強は両立出来そうにないから、私、彼と距離を取ることにしたの」
その言葉を聞いた時
「何を言ってるんじゃい! 恋が勉強の励みになるでしょ!」なんて
Toria密かに呟いたんですが…
見事に、わたくし両立出来ず、撃沈した専門学校1年目。
しみじみ、あの親友が言っていた事はホントだったと…。

でも、恋をしたことに
結局、叶わなかった
切ない恋をしたこ
とに…
後悔はありませんでした。

TORIA (o ̄∇ ̄)/

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