こんにちは、nagaikiです。
養生訓(原文)
「是(これ)養生の要(よう)也。養生の道におゐ(い) ては、けなげなるはあしく、おそれつつしむ事、つねに小(ちい)さき一橋(ひとつばし)を、わたるが如くなるべし。
是畏るなり。わかき時は、血気さかんにして、つよきにまかせて病をおそれず、慾をほしゐままにする故に、病おこりやすし。
すべて病は故(ゆえ)なくて、むなしくはおこらず、必(かならず)慎(つつし)まざるよりおこる。
殊(こと)に老年(ろうねん)は身よはし、尤(つつしまざる)おそるべし。おそれざれば老若(ろうにゃく)ともに多病にして、天年(てんねん )をたもちがたし。」
意訳
養生の道は、小さい橋を渡るように用心深い行動が必要です。すべての病気には原因があります。
特に、高齢者は、身体が弱いので注意が必要です。老いも、若きも、慎んで畏れて生活すれば、天寿を全うすることが出来ます。
気づき
ミスを起こしやすい時は、初めよりも、少し慣れてきた時に起こりやすいと、若い頃よく聞いたことがありました。
そして、自分自身に、傲慢の種が芽生え始めた時にも同じような目に会いました。
何事も、初心を維持することが、一番難しい事かも知れませんね。