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Cafetalk Tutor's Column

ARI T. 講師のコラム

ロマンス諸語学習者に告ぐ!⑥:学習方法を見直そう(マジで)

2022年10月8日

どうも! イタリア語ペラペラ応援団団長のARI T.です!
いやね、これ、本当の話、ちょっと皆様、一度学習方法を見直すことをお勧めします。
アプローチ方法を変えるというか、
「語学」というものの捉え方を変えるというか、
「語学とはなんぞや」という概念をいまいちど見直すというのもありです。

第一に読み書き偏重の学習を脱却しましょう。
これはもう何度も書いてきたことですが、読み書きの勉強では話せるようになりません。
いえね、中学高校6年間の英語の勉強だけで話せるようになった方は別です。
この先も読み書きの勉強で話せるようになるでしょう。
でも、きっとその方はその言語のラジオや映画やテレビを「楽しんでいる」はず。
勉強と思っていない方法であっても「音」を学んでいると思います。

第二に焦って先を急ぐのはやめましょう。
前回のコラムの表題に通じることです。
この場合、起きている時間ずーーーーっと勉強だけする生活でもしないかぎり、
きっと色々な文法項目が中途半端になってしまいます。
考えてみてください。
例としてイタリア語を上げますが、
イタリア人はほとんどの場合
・イタリアに生まれ
・イタリア語を話す家族に囲まれて
・イタリア語が公用語の環境で
・イタリア語ばかりが聞こえてくる状態で
スクスクと育ちます。
それでも6〜7歳じゃまともなイタリア語は話しません
さらに
・小学校の5年間(そう、5年制なんです)
・中学校の3年間
合計8年間、「国語」の時間に文法の学習をします
日本で生まれ育ち、いまも日本語でくらいしている日本人が、
週1回のレッスンで、たった数年勉強しただけでペラペラになることは奇跡なのですよ。
語学はじっくり時間をかけて、一歩一歩進んだ方が確実に話せるようになります。
何が言いたいかというと、
話せなくて当然でしょ?
だから勉強してるんじゃない。

それが何か?
という開き直りの心を少しだけ持って欲しいわけです。
嘆く必要はないのですよ♪
急がば回れ、です♪
イタリア人ですら言っています、
Chi va piano va sano 
と。

また長くなりそうなので、続きは次回!
いつも読んでくださってありがとうございます♪

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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