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Cafetalk Tutor's Column

Chef Suzuki 講師のコラム

水の話です

2022年10月16日

こんにちは
珍陀酒を飲みながらコラムを書いているシェフ・スズキです。

皆さんはTVで織田信長のドラマを観たことありますか?。
小さなグラスで赤色のお酒を飲んでいる場面がありますね。
赤ワインと思う方が一般です。
そして・・・赤ワインを”珍陀酒”と当時は呼びました。
ポルトガル語ワインの日本なまり????・・・知らんわい!

さて、当時を考えると・・・・ヨーロッパから日本にワインが船に揺られてくるはずがない!。
飲むときは・・・不味くて飲めないはず!。
多分・・・・ワインではなくて、ポート酒だと思います。

ポート酒はポルトガル名物の酒精強化ワインの事です。
アルコール度の強い酒を発酵途中のワインに加え、発酵を止めたワインです。
砂糖を加えたポート酒は飲みやすく、女性に喜ばれます。

織田信長さんは・・・他に”バナナ”や”金平糖”を輸入してます。

織田がつき羽柴がこねし天下餅、座りしままに喰らうは徳川・・・・・。
19世紀半ばの落首・・・・誰が書いたのでしょうね?。

皆さんは・・・・レストランに水が最低2種類ある事を御存知かな?。
水道水・・・ミネラル水・・・炭酸水・・・・

この街のレストランに行くと・・・
ワインの空き瓶を利用して水道水をひやしてお客に提供する店が増えています。
一口飲めば・・・水道水は塩素の味がするので判るはずです。
中級以上のレストランでは・・・濾過水や蒸留水を使います・・・・こちらは無料提供です。

ドリンクメニューを観ると・・・
炭酸水なら・・・ペリエ、サンベレグリノが一般的です。
ミネラル水なら・・・ボルビック、エビアン、でしょうか。

日本のミネラル水は世界でもトップクラスです。そして軟水です。

ヨーロッパのミネラル水は殆どが硬水です。(ボルビッグは軟水です)。

水・・・細かな説明は省いて・・・

人間一人を考えて・・・朝昼晩と・・・日に7カップ(1400ml)の水を飲むことをお勧めします。
日に体内から排出される水分は約2300ml・・・
え?・・・出るのと(2300)入るの(1400)が合わないですか・・・残りの水分は食事などで補給されます。

緑茶に使う水は・・・・?
コーヒーに使う水は・・・?。
何方も”軟水”が良いそうです。

コーヒーは少し細かく説明しますね。
豆本来の味を楽しみたければ・・・・軟水使用です。
苦味の溶出を抑えてまろやかさを出すには・・・硬水ですが、マグネシウムが多い硬水ですと”苦味”が引き立ちます・・・・。

水は硬水と軟水とお考えですか?・・・・いえいえ・・・
”逆浸透水”
”脱イオン水”
”蒸留水”
”精製水”
”超純水”などもあります・・・・。

たかが水・・・・されど水!・・・生きるものすべてが必要としています。

話を戻しましょう・・・・貴方はレストランでどんな水を頼みますか?。
水にお金を払いますか?・・・考えてみてください。

ハイ?・・・・我が家ですか?。
蒸留水、炭酸水、濾過水を使う用途で分けています。
水道水は・・・・5分以上沸騰させて・・・塩素をなくしてから使います。
・・・恥ずかしながら・・・元料理人ですので、水の大切さは理解しております。

10月13日にご紹介しましたローストポークの残りでサラダ仕立て。
バージンオリーブオイルは化粧品スプレー瓶(新品)に入れて・・・スプレーします。
必要最小限のオイル使用ですね・・・そしてレモン汁をたらたらと・・・。
ローストポークに味が有るので・・・・これだけでOK !。

シェフ・スズキ

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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