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Cafetalk Tutor's Column

Tutor ARI T. 's Column

外国語学習者への提言⑩:「知る」と「分かる」と「使える」の間には深くて長い川がある〜♪

Nov 15, 2022 | 2 Comments

どうも! イタリア語ペラペラ応援団のARI T.です!
「知っている」「分かる」「使える」の間には隔たりがあり、それを埋めるのが復習とネイティブとの会話です!
この隔たりは、多分みなさんが想像しているよりも深く長い川なんです。
この川は簡単に歩いて渡ることはできません。
必死に泳ぐか、必死にボートを漕ぎ続けて渡る必要があるのです、、、はい。
ちょっとぼーっとしているとあっという間に流されます。
途中岩場で休んでも良い、中洲に一度上がっても良いけど、
向こう岸に到着するにはそれなりの努力が必要です。
今日はこの当たり前をみなさんに知っていただきたいと思います。
復習だ、ネイティブとの会話だというのには理由があるのよ、というお話。

さてさて、私がよく例に出すのが漢字
子供の頃を思い出して話を聞いて下さい。
子供の頃はほとんどの言葉をひらがなかカタカで理解しています。
漢字にふりがながふってある絵本などをみて、
自分が使っている言葉には「漢字」というものが存在していることを知ります。
そして小学校に上がって初めて「読み方、書き方を」勉強します。
その漢字の読み方を先生が授業中に教えてくれる。
さらには黒板に書き順を教えてくれる。
そこで「へ〜」と知るわけです。

  これが外国語学習における「レッスンで知識を得る=知る」段階。
その漢字を真似して書いてみて「この形はこういう音で、こう書くんだ」と分かるようになる。
  これが外国語学習で言う「習ったことだから読むと分かる」段階。
その漢字を何度も書いて練習し、自分も書けるようになる。
  これが外国語学習で言う「自分でも使える」段階。

外国語ペラペラには音も関係あるので厳密にいうとちょっと違うんですけどね ((^┰^))ゞ テヘ
まあ、それは置いといて〜、
みなさんも国語の時間に習った漢字を、書けるようになるまで何度も何度も書く練習を家でしましたよね?
それでも本当に正確に書けるかどうかの漢字テストがありましたでしょ?
一度書けるようになったとしても、使い続けなければ忘れて書けなくなったりして。
読めるけど書けない。
薔薇って、私ももう書けません (^^;)

母国語でもそうなんですから、日常的に必要でないし触れていない外国語はなおさらそういうものです。
漢字を書けるようになるまでかなり練習しましたよね?
だからぁ〜、
外国語だってその「練習」が必要なのは当たり前なのですよ。
問題はどう練習するかっていうことなのですが、
しつこいようですがベストな練習はネイティブとの会話です。
「知った」ことを「使ってみる」ことをしないと脳内に定着しませんよ!
もちろん、レッスンで学習したテキストをしっかり理解する復習も重要ですが、、、
それって家で漢字のドリルをやってる感じね。

だけど漢字だけ書けても、それだけじゃだめですよね?
文章の中で漢字が使えることが重要でしょ?
自発的アウトプット(日記や作文や読書感想文やお手紙)の中で使えることが大事ですよね?
たくさん文章を書いて、その中で漢字を使うことが大事なわけですよね?

だから外国語も自発的アウトプットをして、
そこで敢えて習いたての表現を使ってみて、
そして間違えたり通じたりをすることで初めて「自由に使える」ようになるのです。


それでもどうしてもイタリア人とのレッスンに抵抗がある、自信がない、、、
という方のために、私も「話してもらう」レッスンはご用意しています。
そういって使わないよりは、日本人講師相手でも使った方が良いですから!
基本、ただ私は聴いてるだけでとにかく話してもらうレッスンw
もちろん間違った表現を正しい表現に直すことはしますよー。
でもね、やっぱり本来はネイティブの先生にそれをやってもらう方が良いんですよ。
だからね、騙されたと思ってジャンジャンネイティブとの会話レッスンを取って下さい。
ただし!
獲得言語としてその言語を話す日本人講師の方が得意な分野っていうのもありますからね〜♪
とにかく上手に講師を使い分けて、効率的に上達して下さいね♪

おまけ:
最近は書くことも少なくなってきましたから「読めるけど書けない漢字」がきっと増えてる、、、
私なんてこの前「す」って書こうと思ってなぜか「む」と書きかけていた自分にびっくりしましたよwww




This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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