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Cafetalk Tutor's Column

Keisuke.H 講師のコラム

2回目のレッスン

2022年11月15日

Cafetalkでの1回目のレッスンは不発だったので、
真実とともに闇に葬り去ることにした。

「やった!レッスンのリクエストが来た!」
と嬉しくなったが、喜び以上に焦りが多かった。
その日は登録してから半年以上経った後のことであった。

レッスン内容は高校数学の因数分解。序盤だ。
生徒の母によるとテストの点数が悪かったらしい。
その頃はわたしの部屋には化学と物理の参考書が沢山で、
数学は昔使っていたIAIIBIIICの教科書があるくらいだった。
知識はあるけど説明できない。はて、どうする?

生徒の母に慌ててメッセージを送り、
打ち合わせの案内とわからない部分の問題・解答を全部送ってもらった。
その数合計で76問!
「ヤバい!多すぎる!」

打ち合わせには間に合わなかったが、
レッスンまでに何とか76問の解答・解説を私なりに作り、
その中でここを間違ったら危ない、という問題を選んで解説した。
頭がオーバーヒートした。プスン。

レッスンが終わった後は初めてフィードバックを記入。
公式やポイントを書いたが、上付き文字の記入がわからなかった。
全部終わって一段落ついた後、落ち込んだ。
思ったより上手くできなかったのだ。
私は塾講師時代に化学・物理基礎・数学IA、中学数学を教えていたが、
こんなに上手くいかなかったことはなかった。
そもそもオンラインだと説明が難しかった。

そうだ。アプリをもっと拡充して手元を映すようにしよう。
スマホも使えないかな?板タブレットはどうだろうか?
いろいろ試行錯誤を繰り返した。

するとなんと二週間後、その生徒の母から再びリクエストが来た!
私は自分で出来が微妙だったと思ったが、そういう評価ではなかった。
76問の丁寧な解答解説が良かったのかもしれない。

その生徒は1年間ずっと私のレッスンを取ってくれた。
今では一番印象に残っている生徒である。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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