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Cafetalk Tutor's Column

Keisuke.H 講師のコラム

未熟者

2022年11月17日

電気毛布の温度設定を最高にして寝た私は、
深夜に暑すぎて目を覚ましてしまった。
ここからまた眠りにつくのは難しいだろう。
このテンションで最近ご無沙汰気味なコラムを書いてみる。

もう香ばしいコラムを書く気はない。
そういうのを書きすぎると消されてしまうらしい。
さすがに場所柄を弁えることも重要だ。

今日のタイトルは『未熟者』。
あなたはどういう人かわかる?

ルールを守らない人?
約束を破る人?
言葉尻を捕らえる人?

昔見たTVでは、
「未熟者ってのは中身がジュクジュクしているものだ!」
と言って笑いを取っていた。
私はつい笑ってしまった。
真面目に考えるのがバカらしくなったからだ。

未熟者とは、未熟な者、不慣れで技能が身に付いていない者、を指す言葉だ。
では、未熟とは何か?
①果実・作物などがまだ十分に熟していないこと。
②学問や技術などの経験・修練がまだ十分でないこと。
『熟練してないこと』を『果物や作物がまだ成熟していないこと』に掛けたのだろう。
しかし、あまり良い意味では使われない単語だ。

私は塾講師時代に何も即戦力になるものがなかった。
高校化学は受験勉強でかなり時間を割いて勉強したが、
高校生相手に説明する技術はなかった。
そもそも今までアルバイト経験すらなかった。

そんな私を先輩講師は見るに見かねてなのか、
先輩講師は授業の組み立て方や教え方をアドバイスをしてくれた。
それがなければ、今こうやって人にものを教えることはできなかっただろう。

当時の私は未熟者どころか花も咲いていない講師だった。
実際に『未熟者』と言われたことは一度もなく、
先輩講師に否定されたことはなかった。

時は流れて今。
私は以前より成長したが、完熟したとは思っていない。
まだまだ『未熟者』だ。
そう思っていたほうが変なプライドを背負わずに済み、
まだまだ自分は上を目指せるな、と思うことができる。

いつまでも完熟しない果実。
もしかしたらそのまま枯れるかもしれないが、それもまた一興。
更に上を目指して日々頭を鍛えていきたい。
私にできることは今できることを頑張る。ただそれだけだ。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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