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Cafetalk Tutor's Column

Rie_Takayama 讲师的专栏

ラジオと音楽とDJと。。。。

2016年3月27日

英語が話せるようになりたくて、でも大学までの勉強ではそうなっていなかった私は、20代前半~30代前半くらいまで、毎日あらゆる方法で英語を勉強していた時期がありました。そのあらゆる方法の中でも、英語が話されている広い世界へ想像力を膨らませ、英語のもつ言葉のリズムや世界観に触れさせてくれたのがラジオ番組でした。

特に好きで聞いていたのがJ-Waveで、日曜日のクリス・ペプラーさんがDJのTokyo Hot 100から、ジョン・カビラさんが担当していたGood Morning Tokyoなどは毎回ほぼ欠かさず聞いていましたし、彼らの声や話し方は日本語であってもどこか外国風で、その声で紹介される音楽やエンターテイメント情報、またときには世界の最新ニュースなど、切り口もとても興味深く、国内外から招かれるゲストとの対談なども楽しんで聴いていた思い出があります。特に英語での対談やインタビューにおいては、生の英語が聞こえてくるので、ゲストが英語のネイティブ話者であってもそうでなくても、そのトピックが自分の興味あることならなおさら、何かやりながらでも耳に意識を集中させて理解しようとしていました。

そんななか、時々メインのDJが休暇でいないときなどに代理で担当されていたのがショーンKさんで、それが彼のことを知るきっかけだったと思います。カビラさんやクリス・ペプラーさんともどことなく声の雰囲気が似ていて、でも当時から経済の話や時事トピックなどになると、カビラさんたちとはまた違う、データや統計をもとにした見解も交えた難しい話もしていて、「本業はコンサルタント」と当時から言っていたので、「へ~」なんて思いながら聴いていました。

カビラさんやクリスさんの学歴について調べたことがないのと同じで、ショーンKさんについても学歴を調べたことはなかったですし、J-Waveのラジオのリスナーとしては、耳から入ってくるサウンドとしての「言葉」や「音楽」が美しく、ときに刺激的で、知的好奇心も満たしてくれる内容であることを求めていたので、彼らの容姿について知ったのもパソコンやインターネットが普及してしばらく経ってからのことだったような記憶です。

ショーンKさんが報道ステーションにレギュラーのコメンテーターとして出ているのを知ったのはイタリアから帰国したごく最近で、時々彼のコメントを聞いて、「なるほど!ふむふむ。」などと思いながら、ところでこの人、J-WaveでDJしてた人だよね??!と思ってググってみたのが彼の経歴、現在は詐称とされている学歴などを知るきっかけでした。

今回の報道についてはいろいろな人がいろいろなコメントをメディア上で出しているし、一般の人からのコメントなどもあらゆるサイトなどで見ることができるので、とにかく世間をあっと言わせる衝撃に近いものだったことは事実だと思います。そして、私個人としては、ただ素直に正直に言うなら、「好きな声でコメンテータとしても結構好きだった」となるのだと思います。「女性はあの低音ボイスと甘いマスクに弱い!」ともどこかに書かれていたので、そういうことになってしまうのかもしれませんが(笑)。

ただひとつ思うのは、学歴が詐称であろうと、ハーフの血筋が嘘であろうと、彼の英語はとてもきれいな発音で自然な話し方だったし、また物腰やマナーも含めて、海外で身に付けたそれなのだということを疑った人は少なかったのではないでしょうか。そして、報道番組で発言していたコメントなども、今となっては「学歴詐称で、本当は専門知識がない」という、言ってみたら今までとは真逆の、もうひとつの色眼鏡で見られてしまうのでいろいろ言う人はいるようですが、素晴らしい学歴の人が言っている、という先入観を取り払って聞いたとしても、きちんとしたコメントをしていたのではないかと個人的には今も思っています。

英語の表現で”Book smart”と”Street smart"という言葉があります。前者が本やハイレベルな教育機関で知識を身に付けたsmart=頭がいいという意味で、後者は世の中でもまれた体験や実践から、生きる上での知恵を身に付けた人、という意味です。私は今回のショーンKさんの件について、学歴詐称の背景にあるいくつかの問題、それはメディアの世界の体質だったり、人の判断力に影響を与える学歴差別や偏見だったり、というものに加え、もちろん、彼自身の人としての信用にかかわる問題はあると思っています。ただ、それを踏まえた上であえてコメントするなら、詐称であっても彼は相当の努力家で、英語に関しても、世界の動きを見る視点や知識においても、様々な経験や人との出会いの中から学んだStreet smartと言っていいのではないかな、ということです。そしてこのタイプの人を、私はある部分でとても尊敬しています。

できれば堂々と、ありのままの自分で勝負してほしかった。でもそれは、ラジオの世界では可能でも、テレビとなると難しかったのかもしれません。

視覚というプラスの情報が入ることで、番組の構成も意図的なものが多くなり、視聴者も受け身になるのがテレビだというのをどこかで聞いたことがあります。ラジオの世界は音だけなので、相手の顔も見えない分、想像しながら、その人の紡ぎ出す言葉のみから意識を遠くの世界にトリップさせることができます。嘘をついて自身を偽ることの是非とは別に、学歴や容姿、その他の情報から「心の眼」で聴いて感じる素直な感性をも失ってしまうのが私たちだとしたら、それはとても残念なことなのではないかと思いました。

英語も、フランス語も、イタリア語も、NHKの番組をはじめとしてラジオの助けを借りて練習してきましたし、音楽については語学番組でなくても言葉関係なく「世界」を感じさせてくれるのがJ-Waveの放送でしたので、そのDJ時代の彼を少しだけ偲んで、こんなコラムを書かせていただきました!

4月にレッスン内容の見直しと、英語学習に関する新しい企画を検討しています✰その前に現行のレッスンを割引ポイントで受けて頂けるクーポンの発行する予定ですので、また全体通知でご連絡いたします!

写真は・・・本日都内で行われたヨガのグループレッスン後に撮影しました。今日はイタリア人の生徒さんが来てくださり、日本語と英語とイタリア語の「ちゃんぽん」でインストラクションしました!ヨガのインストラクションもいろいろな言葉でできるようになると、また世界がぐっと広がって楽しくなりますね。。。といっても、その場合、日本語のように細かいインストラクションはできないので、ポイントを押えたKey wordやKey expressionがとても重要になってきます。外国語を学ぶことでヨガのポーズのいちばん大切なところも同時に見直し、学ぶことにも繫がって楽しいです❤

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