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Cafetalk Tutor's Column

nagaiki 講師のコラム

養生訓について(135 )

2023年1月9日

こんにちは、nagaikiです。

養生訓(原文)

甚(はなはだ)腥(なまぐさ)く脂(あぶら)多き魚(うお)食ふべからず。魚のわたは油多し。食べからず。なしもの,ことにつかえやすし。痰を生ず。さし身、鱠(なます)は人により斟酌(すんしゃく)すべし。酢(す)過(すぎ)たるをいむ。虚冷(きょれい)の人は、あたゝめ食(くらう)ふべし。
鮓(すし)は老人・病人食(くら)ふべからず、消化しがたし。殊(こと)に未熟の時、又熟(じゅく)し過(すぎ)て日をへたる、食ふべからず。ゑ(え)びの鮓毒あり。うなぎの鮓(すし)消化しがたし。皆食ふべからず。大(おおい)なる鳥の皮、魚の皮のあつきは、かたくして油多し。食ふべからず。消しがたし。

意訳

生臭く脂身の多い魚は、食べない方がよいでしょう。魚の内臓は脂肪が多いです。塩辛は消化が悪く痰が出ます。大きい鳥の皮や魚の皮が厚いものは消化が悪いです。

気づき

なしもの「鱁鮧 」とは、塩辛 (しおから) または、魚醤 (うおひしお) の事を指すものと思われます。また、なます「膾・鱠」とは、薄く細く切った生の魚肉を酢に浸した食品を指すようです。

 

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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