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Cafetalk Tutor's Column

nagaiki 講師のコラム

養生訓について(138)

2023年1月15日

こんにちは、nagaikiです。

養生訓(原文)

脾胃(ひい)虚(きょ)して生菜(なまさい)をいむ人は、乾菜(ほしな)を煮(に)食(くら)ふべし。冬月(とうげつ)蘿蔔(らふく)をうすく切りて生ながら日に乾(ほ)す。蓮根(れんこん)、牛蒡(ごぼう)、薯蕷(やまのいも)、うどの根、いづれもうすく切りてほす。椎蕈(しいたけ)、松露(しょうろ)、石茸(いわたけ)も、ほしたるがよし。松蕈(まつたけ)塩漬(しおずけ)よし。壷廬(ゆうがお)切(り)て塩に一夜つけ、おしをかけ置(おき)てほしたるがよし。瓠畜(かんぴょう)もよし。白芋(いらいも)の茎(くき)、熱湯(ねっとう)をかけ日にほす。是(これ)皆(みな)虚人(きょじん)の食(しょく)するに宜(よ)し。枸杞(くこ)、五加(うこぎ)、ひゆ 、菊、蘿摩(らも)、鼓子花(ひるがお)葉(は)など、わか葉をむし、煮(に)て、ほしたるをあつ物とし、味噌にて、あへ物とす。菊花(きくか)は生(なま)にて、ほす。皆(みな)虚人(きょじん)に宜(よ)し。老葉(おいば)は、こはし。海菜(うみな)は冷性(れいせい)也。老人・虚人(きょじん)に宜(よろ)しからず。昆布多く食(くら)へば気をふさぐ。

意訳

内臓が弱くて生の野菜を控えている人は、干した野菜を煮て食べても良いです。例えば、大根を薄く切って天日干しするとか、ゴボウや山芋、ウドの根なども同じようにしても良いです。松茸などの、きのこ類も良いです。

気づき

枸杞(くこ)の実は、私が中国に滞在していた時に食べていました。なんでも、かの楊貴妃も大好物だったとか。薬膳や火鍋によく浮いていますね。

 

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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