みなさんはオンラインレッスンを始める前、日本語のアクセント(高低重音)をどうやって勉強してきましたか。
学校や塾(補習班)で「みんなの日本語」など教科書を使って勉強した人なら、線式のアクセント表記に慣れているはずです。
例えば、
※ここではわかりやすいように、高音を赤字にしています。
文字の上に線があれば高音(mi)、線がなければ低音(do)で読みますね。確かにこの方法が一番わかりやすいです。
スカイプでのレッスン中もこの方法が使えればいいんですが、・・・できませんね。
代わりに漢字或いはローマ字を使ったり、
例:みなさん 低高低低 或いは LHLL ※L=Low、H=High
後ろに線を付けたり
例:み_な ̄さ_ん_
こんな方法も使えますが、入力に時間がかかります。
ですから、オンラインレッスン中によく使うのはすぐに入力できる数字式です。
数字式をまだ知らない方は下の説明も読んでみてくださいね。アクセントの型を大きく2つに分けて簡単にご説明します。
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[数字式のアクセント表記]
・【起伏型】は、高音から低音に下がる音節を(1~5)で表します。
・第2音節から最後の音節まで全部高音で、低音に下がる音節がなければ(0)【平板型】です。
【例】
ほん(本)(1)
くだもの(果物(2)
せんせい(先生)(3)
だいがくいん(大学院)(4)
アイスクリーム(5)
さくら(桜)(0)
おみやげ(お土産)(0)
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では、こちらはどうでしょうか。
はな(花)
(0)・・・
じゃありません。
単語の最後の音節が高音ですが、後ろに「は・が・を・で」などの助詞が付くと低音になります。この場合は起伏型です(尾高型とも言います)。
はな[が](花[が]) (2)
「鼻」は助詞も高音なので平板型の(0)になります。
はな[が](鼻[が]) (0)
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数字式は発音矯正の時も役に立ちます。
例えば、台湾の生徒さんで「みなさん」(2)を「みなさん」と(1)で読む人がけっこういますが、
これを直す時も数字を使います。
みなさん 1→2
こんな風にすぐに入力できます。
効率的にレッスンを進めるには、数字式が便利です。